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2020-08-05 大西が投げ込めたインハイと村上打順変更論と #039

大型連敗の匂いがしてくる負け方・・・には見えるのは否めない。だが、それを前提で応援するのはなんか不毛な気もするので、どうしたら連敗が止められるのかを考察していこうかなと。嘆き続けるよりは毛が生えてきそうな気もするんでね。

その前に大西のピッチングだ。今日は現地観戦。大西のピッチングを生で見るのは今日で2度目。ドラフト指名後、明治神宮大会で確認している。

この時はゴロヒットが続いたのもあったが早い回で失点。2回途中で降板となり敗戦投手。どちらかと言えば中日にいった橋本の方が目立つピッチングをしていた。

その時と比べ今回はどうだったかと言えば、アベレージの球速は2~3km上がっていたがそれくらい。実際被安打7与四球3はちょっと多い。が、結果要所を締め2失点。デビューと考えれば十分なピッチングになったと思う。

ピッチングスタイルが誰に近いかと言えば古野っぽい。スライダーとシュート。横の軸で勝負するピッチャー。表示は少なかったがここにフォークかチェンジアップを絡ませる形で打ち取っていくのが基本になるのだろう。そうなると内角の勝負が避けて通れなくなる。今回のピッチングではそのインハイが意識的に投げられていたのではないだろうか。

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例えば堂林との勝負の3球目。これ相手はすこし打ちにいっていきながらバットを戻す形のインハイ。相手を簡単に踏み込ませない為のインハイを効果的に投げきれた事になる。その後ちゃんとストライクゾーンで勝負できているのもいい。一度インハイが来るとその後は簡単に手を出せなくなるものだ。

一方で本人曰く後悔が残ったのは長野の打席らしい。

同点の五回1死二塁で長野に適時二塁打を浴び、「長野さんへ投げた1球は悔いが残ります」と唇をかんだ。

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前の試合で踏み込んでホームランにしている長野相手だ。入りで内角に投げ込みたい気持ちはあるのは分かる。判断も間違っているとは思わない。長野はベースから離れて打席に立つ。そういうバッターは内角が苦手で外角の方が得意な場合が多い。ただ今回は若干内寄りに入ってしまった。今の長野はこの辺りを逃さない。

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ただ、その後修正をしたことも評価したい。鈴木誠也とは半ば勝負を避ける形で松山との勝負。前の打席は初球のアウトコースツーシームでアウトを奪っている。この打席はは内角ストレートからのインハイで併殺を奪った。

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昨年バカのひとつ覚えみたいに言い続けた「松山インハイ投げとけよ論」をやっと実践できる投手がでてきた。大西は特別球速があるわけでも無いし、特徴的な変化球があるわけでも変則なわけでも無いからイン・アウトの幅で勝負にはなるんだ。

今回掴んだことを自信にして次につなげて欲しいねぇ!

最後に村上がいよいよ勝負を露骨に避けられるようになってきた。昨日は続く山崎が2打席凡退。ここまで西浦、山崎が5番で結果を残していたが、ちょっと下り調子に入っている。このまま山崎を5番で使うか、別の5番をもってくるか。自分は5番を青木にしたらいいんじゃないか。と思うのだが。山崎よりも相手投手にとってはネームバリュー分の怖さがあるからね。あと「連敗の責任をとるのはベテラン」の持論もある。ただ、この話をコミュでしたとき、サポートをしてもらっているワイジェイ氏から異論が出た。村上の為に打てる選手の打順を下げるのは本末転倒だと。結果導き出されたのが3番村上4番青木説になるんだが、どうだろうねぇ。ここまで週ベや丸スワで「4番村上」推しになっている中やりずらそうだなぁとは思ったが面白そうでもある。はてさて。明日は高橋ですよ。



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