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夏祭りに行きたい話

今年は全国的に花火大会やお祭りは中止だろう。テーマパーク等とは違い、ソーシャルディスタンスを確保するのは難しい。

3月、会社で今後の心配事について聞かれたとき、今年は子ども達が季節を感じるイベントが減るのではないか、と答えた。

決して覗いてはなりませんと言われたら覗きたくなるように、ダメと言われたら我慢しつつもやりたい欲が増してくるのが性というものだ。

祭りばっかりは個人の力ではどうしようもないので、いつか開催されたら足を運んでみたい。

子どもの頃、夏祭りの時期は心躍った。両親に頼みこんでボーナスをもらい、自身の貯金を切り崩して、何に投資するのか真剣に吟味しながら友人と歩き回ったのが懐かしい。

祭りの勲章を持ち帰ろうと、ヨーヨーやスーパーボールすくいに挑戦し、小腹が空いた頃に玉せんやクレープなんかを食べた。

中学生の頃は、きゅうりの一本漬けやベビーカステラなどを食べ、スマートボールをしたりと少しずつ食べ物にお金を使うようになってくる。

高校、大学生になると祭りから少しずつ足は遠のいたが、時々雰囲気を味わいにふらっと立ち寄ったりとそもそもの遊び方が大きく変化していく。

何をするでもなく空間を楽しめるようになった私は大人になったなあ、、なんて感慨にふけったものである。笑

夫とは秋に出会いわずか半年で遠距離の付き合いになったため、夏祭りに二人で出掛けたことがない。

旅先で射的を見かけては、「あのお菓子をとって欲しい!」と頼んでは射的を代わりにしてもらい、お祭り気分を味わっている。ちなみに、夫は射的が得意な方だと思う。

浴衣の袖を濡らしながら金魚すくいに夢中になることは恐らくもう無いだろうが、いつかお祭りが開催できたら雰囲気を味わいに家族で出かけたいなあ。

「note」を書くための糖分に変わります。