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人間は見たいものを見て生きている。あなたは?

「人って本当に見たいもの見て生きてるんだなあ。」ディズニーシーを歩きながら、つくづく思った。

7月5日は私の誕生日。せっかく自由の身なのでいつもと違うことしたいなあ、でも、娘とも楽しみたいなあ、で選んだのがディズニーシー。2人とも実写版アラジンで盛り上がっているし、バースデーシールを貼ると色々お祝いしてくれるらしい、ということで行ってきた。

確かに、これをつけていると、キャストの皆さんに、「ハッピーバースデー」と声をかけられまくり、ややいい気分に(笑)。

アトラクションも結構乗れて、インディー・ジョーンズ、センター・オブ・ジ・アース、タワー・オブ・テラー、レイジングスピリッツ等々を何回も楽しむ。

もちろんショーも、間近で鑑賞し、遊び尽くして夢の国を後にしたのは、閉園時間も過ぎた22時30!

平日にも関わらず、結構人がいて、しかもランドと違って、大人が多い。国籍、年齢も様々な大人たちが(もちろん子供も)、頭にミッキーやミニーのカチューシャつけていたり、首からポップコーン下げたり、普段は引っ込み思案な日本人の皆さんも、ここでは知らない人にだって笑顔で手が振れちゃう。

夢の国の威力すごい!と思うと当時に、「人って本当に見たいもの見て生きてるんだなあ。」と実感。夢の国という前提を除いてしまえば、ディズニーシーで起こっていることは結構シュールなのである。キャラクターに合わせた洋服やメイクを喜んで揃えて(それも結構お金を使い)、精巧にはできているけど実際はぬいぐるみや人形と写真を撮るのに長蛇の列を作り、ありえない設定のストーリーに巻き込まれてアトラクションに乗る。冷静に考えれば、ツッコミどころ満載。

実は、世界ってこんなもんなんじゃないか?「いい大学入って、大企業に入ることが重要」「内申点は高い方がいい、偏差値は高い方がいい」「子供が生まれたら親らしくしなきゃ」「中学生は中学生らしく」なんて言葉をみんなで信じれば世界はそんなもんになるし、「いやあ、人間って可能性の塊だよね。自分の能力発揮したら、ますます世界はキラキラするよね」「失敗はたくさんしていいんだよ」「幾つになっても挑戦はいいよね」ってみんな信じてたら、そんな風になっちゃうんじゃない?だって、海外でエレベーターに乗って来た人に「Hello」の一言も言えない日本人が、夢の国というお約束の中では知らない人に笑顔で手が振れちゃうんだよ。

とは言え、そんな世界が一気に来るわけではないし、結局1人1人がそれぞれ見たいものを見てる。ディズニーシーを夢の国と見る人もいれば、単なるビジネスの手段としてしか見ない人もいる。となれば、やっぱ、自分どうしたいかっしょ。

私は、人間の可能性を信じ、自分の可能性を信じ、それが最大限にキラキラすることが可能な世界を見たい。そして、そんな世界を見てる人の数が増えて行ったらいいなあ。

で、あなたは何を見たい?









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