いいサウナ と 良くないサウナ

最近サウナブームですね。でもソロこそ至上と思っている私は「サウナ施設」が増えていくのは大歓迎ですが、あまりわちゃわちゃしすぎるとちょっと。。と思っている感じです。元々全国出張して、様々な場所に行きました。ホテルは決まってサウナがついているカプセルホテルが中心。今でこそ新しくきれいな施設も増えてきましたが、地方では衛生的にはちょっと課題はあるけど、サウナ好きが集まる場所という感じの、とても愛着の有る場所が多くありました。

風呂の端っこで湯に浸かりながら、少しカビが見える天井を見上げる。

昭和のサラリーマンたちもきっと同じ風景を見ていた。時代は2つも変わったけど同じ空気が残る数少ない場所なのかも。なんて思い、昔と今とで変わったものってなんだっけ、みたいな全くお金にも役にもたたないことをずっと考えていたりします。この「役に立たない」という時間や考えを巡らすことが、実はとても自分にとっては大事なことだと思ってます。

TVも見えないくらいの不人気席にできるだけ静かに座り、誰からの邪魔にもならないように過ごす。自分のタイミングで、いつもと違った入り方になっても構わず、そっと汗を流して出ていく、みたいな入り方が好きな自分にとっては今のブームの熱がある場所よりも、少し古くて錆びていて、臭かったりする場所のほうがあっているのかもしれません。

人気店ではない、ちょうどいいサウナもいいですよ。ネットで何でも明らかになってしまう前に、日陰にいる間に、見つけて楽しみたいです。


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