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生まれた瞬間からその時は近づいている


(久々の投稿で申し訳ないです・・・!)

前回は「当たり前は当たり前じゃない」という話をした。
今回は、私の作品『ヘンリーとブライアン』より、「生と死」について話そうと思う。


1.絵本『ヘンリーとブライアン』について

私が1番最初に自主製作した絵本に『ヘンリーとブライアン』という絵本がある。

この絵本は簡潔に内容を述べると、”大切な者を失った人が立ち直るまでの心の移り変わり”を描いたものである。
この作品の中で”大切な者”とは主人公ヘンリーの愛猫のブライアンだ。
ヘンリーは一時的に深い悲しみに暮れるが、やがて前を向いて歩きだす、そんなストーリーだ。

あなたは誰か、大切なひとを失ったことがあるだろうか?

失ったことがある人なら分かると思うが、その悲しみは尋常なものではない。
何もする気がおきなくなり、生活に支障をきたすほどだ。
それでもいつか、また前を向いて歩いていかなくてはならない。

そう、ずっと悲しんでいるわけにはいかないのだ。

ちょうどその現実を迎えている当事者にとってはとても酷な話で、なかなか前を向けと言われても向けるものではない。
それでもいずれは、前を向けるようになる。

その微妙な心理変化が美しく、人を強くする。

本作でブライアンは亡くなってしまうのだが、私の中ではハッピーエンドの話だ。
命はめぐっていて、死も地球上で人間が生きる上での大切なプロセスだからだ。
けして”影”は不必要ではない。

そして、大切な人を失うという経験は、自分の死を迎える準備でもある。

突然の死を除いて、自分の死が差し迫ったとき、残る側の気持ちも痛いくらい分かるだろう。
自分が死ぬときに、残された人たちに最期何をしてあげられるのか、悔いなく余生を生きるための糧でもあるのだ。


2.生まれた瞬間から死に近づいている

光と影の話にも通ずるが、大切な者を失った経験がある人ほど、命の尊さが分かるのではないだろうか。
自分をもっと大切に生きようと思うのではないだろうか。
持病で生い先短いことが分かっていたり、事故で命拾いした経験があるなら尚更。

全ての命は生まれた瞬間から死に近づいている。

そう考えると非情だが、実際はそうである。
死期のタイミングは人それぞれあれど、命あるものいつかは死ぬ。

そこで考えてみてほしいのだが、あなたは今死んだとして、生まれ変わったら何になりたいだろうか?

この手の質問はよく聞く。一体何人の人が「また自分になりたい」と答えるだろうか。

個人的にはそう答えられないと今の人生に意味がない気がしていて、なりたい理想の自分を日々アップデートしている。
現状まだ満足はしていない。だが、その時の最善でいるべきであろうと考えている。

これは今の自分の人生に満足している人がどれだけいるのか、という話だが、実際は多くの方が世の中に、今の自分に、不満を持っているのではないか。
突然の事故でいつ死ぬか分からないんだから、と言ったりもするが、別に事故でなくてもタイミングが来れば死ぬわけで、その時に「次は猫になりたい」なんて悲しい話だ。

人はどうせ、いつか死ぬ。
死ぬからこそ、「また自分に生まれたい」と思える人生に少しでもしていくことが、本当の”生きる”ということではないだろうか。


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最後までお読み頂きありがとうございました。

”歌う絵本作家”よねだ まみ

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”歌う絵本作家”として絵と音楽の融合を体現しています。 正式な出版を目指し、現在は自主製作で絵本やグッズの制作販売を行っています。 夢はCD付きの絵本を出版することです! ※サポート頂いた資金は活動費に充てさせて頂きます。

ありがとうございます!今後もご縁がありますように!
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絵と音楽の融合を体現するのが私の使命。http://mamiyoneda.jp/

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