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マミの東京上京物語#1「寂しい、辛い、帰りたい」

はじめまして、まみといいます。
関西出身、バツイチの23歳です。

春の季節、就職や転職などで上京される方も多いと思います。
実は私も、今年の春に関西から上京しました。

私はこれまで、旦那との離婚や、友人の数百万円の借金の肩代わりなど、沢山の失敗をしてきました。
そんな失敗をすべてリセットしたいという思いの中、勢いのまま上京してきたのですが、東京に知り合いはひとりもおらず・・・・・・。

住まいや仕事も決まっていない状態の中、「東京にいればきっとなんとかなるかも・・・・・・」という甘い気持ちのまま、安いビジネスホテルでの暮らしを続けていました。

ホテル暮らしを続けながら、東京での住まいや仕事を見つけようと頑張っていたのですが、住まいの審査はなかなか通らなくて、仕事もどんな仕事を選べばいいかがわからず・・・・・・。
貯金だけがどんどん減っていく、本当に不安な日々を過ごしていました。

そんな中、自分と同じように上京してきた女性の話を聞いてみたいと思い、スマホでいろいろな方のブログを読もうとしたのですが、自分の背中を押してくれるような元気が出るブログになかなか出会えず、どんどん気持ちが沈んでいく毎日。

友達もいない、たったひとりの東京。
自分が夢に描いていた東京生活とはかけ離れた現実に、心が病みすぎて。

関西だったら、こんな寂しい気持ちになっても、飲み友達と一晩飲み明かせば翌朝にはケロッとなっていたんだろうな、と思うと、ますます寂しくなってきました。

お腹が空いて、コンビニにカニパンを買いに行ったときも、店員さんが喋る東京の言葉を聞いて、「ああ、関西弁が聞きたいな・・・・・・」と切なくなったり、地下鉄の駅のホームに流れる電車の発着音を聞いて、「御堂筋の発着音を聞きたいな・・・・・・」と涙をガマンしていました。

そんな日々の中、東京に来て10日が経ちました。
私の寂しさは限界でした。

「東京で暮らすのはムリ・・・・・・。こんなに寂しい気持ちになるなんて、東京に来るまでは気付かなかった。なんで東京に来たんだろう。関西に戻りたいな・・・・・・」
そう思い、関西に帰る準備をし始めた私に、小さな奇跡が起こりました。

スマホに届いていた一通のLINE。

それは、私に物件を紹介してくれた、五反田にある小さな不動産屋さんからのLINEでした。


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