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サーカスという仕事 *私の場合

私の今の仕事は、
空中ブランコ・エアリアルサーカスを教えるスタジオの運営です。

主にはオフィスでパソコンを触っていますが、必要があればクラスも受け持つし、空中ブランコのクラスを受けているお客さんから

『まみさ~~~ん!わから~~~ん!!』
『迷子になった~~~!!助けて~~~~!!』

と呼ばれて出ていくこともあります。

ちなみに、わからないのも迷子になったのも”カラダの使い方”で、なぜ呼ばれるかというと私がピラティスのインストラクターでもあるからです。
そういうの担当(笑)

お客さんは本当に一般の方で、仕事休みの日に来る人、仕事前後に来る人、学生さん、家族で、などなど。

たまにプロの方も来ます。
名古屋でシルク・ドゥ・ソレイユやPOPサーカスの公演があるときなんかは特に、出演者さんも裏方さんも来てくれたりします。

さて

サーカスの仕事、というと大体は興行、パフォーマー、サーカスショーを作っている仕事…ということになると思います。

実際、私たちも「仕事で空中ブランコを教えてます」と名乗っても、
『どこかのサーカスに出てるんですか?』
『しばらくしたらまた移動ですか?』

など言われがち。

ちがうんですぅぅぅ( ゚Д゚)

私は、パフォーマーではなくてインストラクターです。

教えるのはプロだけど、パフォーマンスはたいしてできません( ノД`)。

フィギュアの選手は4回転まわるけど、コーチは回らんやん。
でも教えるやん。

ってことです。

出来ないと教えられない、ということではないのです!
…そりゃ出来たほうがいいですけどもね ( ノД`)アウアウ…


なぜサーカスを仕事にしたのか

そもそも、なぜ私がサーカスの仕事に携わるようになったかというと、クラブメッドというリゾートでスポーツインストラクターとして働いていたことがきっかけでした。

(その仕事についてはまたおいおい書きますね)

今のだんなちゃんと出会ったのもそのリゾートで、私はフィットネスインストラクター、だんなちゃんはサーカスチームのチーフでした。

サーカスチームは昼間は空中ブランコなどのレッスンをリゾートのお客さんに提供し、夜はそのリゾート内でサーカスショーや空中ブランコのショーをやったりするんです。

私はフィットネス担当だったから?か、一緒にサーカスショーを作ったりしていて、付き合うようになったのですね。

で、将来を考えたとき…
*ここから2つにストーリーが分かれます。


①テレビとか取材で聞かれて答えるバージョン

空中ブランコに限らず、サーカスアクトって、背中(広背筋・大円筋や菱形筋など)とか脇(前鋸筋)をよく使うんですね。
その辺ってジムで鍛えようと思ってもうまく使えなかったり、フォームがちょっと違うと違うところのトレーニングになっちゃったりなんですけど、サーカスではほんと、よく使う。

私は黙々とトレーニングするのが苦手で、マシンとかやらないのですが、サーカスアクトは
「できるようになりたい!」
「もっときれいにやりたい!」
って楽しく目標に向かっているだけで勝手にトレーニングされている感じなんです。

私みたいなめんどくさがりでこつこつ黙々できないタイプでも、わーってやっているうちに鍛えられてカラダのラインがきれいになるなんてサイコー!って…。
思いません??

しかも他の人には拍手までしてもらえちゃう☆

いいことだらけ。

でも日本には、そのリゾート以外に趣味で空中ブランコを習える施設はなかったんです。
アメリカやオーストラリアにはすでにサーカススクールがいっぱいあったんですけどね。

だから、日本に帰って、作ってやろうって、思いました。


②もうちょっとぶっちゃけて話しているバージョン

うちのだんなちゃんには、サーカス以外の仕事はできない!!

…。
まじこれ。
一般社会に戻った時、スーツ着て会社行って…とか、絶対できん!!
無理!むりむり!!

と思ったんですよね。
そこはワタクシ元人事採用担当、適正がないことはさすがにわかる。

ということは、サーカスというものを仕事にできる環境を作らないと、この人は仕事ができない。
できたとしても、彼にとってハッピーな環境とは思えない。
お仕事は生活のうちの長い時間を占めますからね、食ってくだけのためにいやいや働くってのはさせたくなかったんですよね。

ということは、日本にサーカススクール的なものを作ってそれを運営することを考えなくてはいけないのではないか??

とりあえず私のやるべきことは、
だんなちゃんのためにサーカスで食っていける仕事を作り出すこと!

となったわけです。

2人ともそれに携わって生活ができるようになるのがベスト。
もしそれでは生活できないなら、だんなちゃんはサーカスの仕事してもらって、私が商社にお願いして戻らせてもらって働けば、2人の生活分くらい稼げるわい!って思っていました(笑)。強気ですね。


①が建前で②が本音、というわけではなくてどっちもほんとですよw

だんなちゃんと2人、

サーカスを観るものからやるものへ -in Japan

がライフワークに定まったのは、インドネシアはバリ島で働いていた2007年ごろでした。

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