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父の誕生日に思う、父のこと。

2020.8.21 fri 晴れ

今日も朝から暑かった。

父が72歳を迎えた。

昨日思い出して、近所のケーキ屋さんで焼き菓子をみつくろい贈った。

妻が気を利かせてハッピバースデーメールを送ってくれた。

返事を読んだ。

いつもは、端的に「届きました。ありがとう」と短い一文のみ。
でも今回は珍しく長めの返信だった。

コロナ渦で他県への遠征自粛となった4月初旬。
ちょうど育休に入った頃だったので、極力あーちゃんとみーちゃんを会わせに遊びに行くつもりだったのだが叶わなくなった。
みてねなどの写真動画共有アプリやテレビ電話などのお陰で直接会わずとも近況報告しあえる環境がありがたかった。

他県移動自粛緩和されても、両親は慎重、もう少しおさまるまでは会うのをがまんするという。

父の返信には、
「元気だがコロナ渦の影響で出不精になり、スーパーと病院以外の外出は控えている」
「コロナ渦のなか、仕事、育児と心配事があるけど大丈夫か?」
と我々を案じ、お互い元気に過ごせることを願っているとのこと。
いつもとは異なる内容に、なんか思うものがある。

果たして、あとどのくらい親と会えるのだろうか。
元気でいてくれているが70オーバーの高齢である。

親元を離れてから今年で26年目となる。
毎日同じ屋根の下で暮らしていた年数をとっくに越えており、年に会う日数は10日も満たない。

この歳になって、自分が親になって、ようやく気づく親のありがたさ。
1日でも多く、実際に会ってなんでもない日常を、子供達の成長ぶりを、妻との暮らしぶりを話してみたいものである。

だが、まだそれは叶わない。
コロナが一刻もはやく落ち着いてくれることを祈るばかりである。

*

そんな父の誕生日に、嬉しい知らせが会社から届いた。

「プロジェクトの参画決まりました。9月から仕事再開です。」と。

本来なら8月より仕事復帰予定だったのだが、コロナのあおりをうけたか、仕事がなかなか見つからなかったため、育休期間を延長していたのだ。
私は一応会社に属しているが、外部の企業のプロジェクトに参画して支援する仕事を請け負っている。
幸い9月末頃まで延長可能(パパママ育休プラスにより最大1歳2ヶ月まで取得可能。みーちゃんの誕生日は1年前の7月28日。)だったので、まあ慌てることなく、気楽に決まるのを待っていたのだ。
妻は心配していたので、気がかりが晴れたのが良かったと思ってる。

父の誕生日に逆にプレゼントしてもらったような。
なんか縁起良い1日となった。

これからも元気で過ごしてほしいと思う。

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