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高卒の就職について考える。

Twitterで高卒の就職についてよく見かける。
まめこ自身は高卒で入社、現在勤続20年である。
ここでは高卒の就職について考えてみようと思う。

<20年前の高卒就職活動>

7月~求人票のファイルがクラスに置かれ始める。
その中から選び希望を伝えます。
まめこは最初某バス会社のバスガイドを希望していました。
歌を歌うのが好きで、いろんな所を旅するのが憧れだったから。
18歳の進路決定なんてこんなもんです。
自己理解も仕事理解もあったもんじゃありません。
仕事理解は特に難しいです。求人票には例えば上記バスガイドであれば
「仕事内容:バス乗務員」くらいしか書いてありません。(と、記憶しています。)

ここで出てくるのは高卒就職の1人1社制度。
同じ会社を希望する人がいれば学校で選考にかけられ1人しか応募ができません。
また、学校と企業の(お付き合い)の都合でせっかく求人をいただいたのだから応募しないと来年から求人がもらえないかも…という企業もあります。
まめこはこれに該当します。
バスガイドは他の人と希望がかぶっていたかは存じ上げませんが、学校にはハッキリと「せっかく求人をもらったから応募しないわけにはいかない。行ってくれないか。もしダメだった場合には他の会社を用意してある。」と言われました。
オススメされたのは親もきっと喜ぶであろう聞いた事のある名前の会社。
バスガイドは憧れ♡くらいのまめこは大人が勧める安定的な企業とやらに応募することになりました。

夏休み中の企業体験。
友達たちは夏休みに企業へ体験や面接へ行き内々定をもらう中、まめこの受ける会社は見学もなければ面接もなし。何も活動していないのはまめこくらいじゃないかという状況。おかげで毎日部活に参加。

9月16日の解禁
解禁日当日、やっとまめこは面接に行きます。
田んぼのど真ん中にある高校の生徒のまめこが東京のど真ん中まで高校の制服で面接に行きます。
当日はSPI的なものと集団面接(5人)を行いました。
帰りに真っ白くるぶしソックスからルーズソックスに履き替えて帰宅した思い出。

9月17日
担任から制服の見本のプリントを貰う。
「制服選んでくださいだって。」と。採用です。
まめこの就職活動は1日で終了です。

それから早20年、3年で辞めてもいいよと言われたまめこは
まだそのまま会社のお世話になっています。
つい最近まで、ずーっと「自分で選んだんじゃないし」というもやもやを抱えたまま働いていましたが、キャリアコンサルタント養成講座を通して内省を繰り返した結果、今は「続ける」という選択を自分でしなおしたためもやもやは軽減されました。

もやもやはキャリアコンサルタント取得の原動力の1つです。

キャリアコンサルタントになって高卒就職の現状を知りました。
20年前と何も変わってないじゃん!

20年前から変わらない高校の就活、一人一社制度。
高校生にもっと自身で意思決定できるような選択肢の広さと情報を。
キャリコンとして私も関われる事がないか…考えています。

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