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新規事業創出に向けた戦略立案と人事制度について

今回は、新規事業開発における戦略立案と人事制度の話をしていきたいと思います。

まず、なぜ新規事業の成功に人事制度が重要なのかは、以下で説明しています。

一般的に、企業は必要に応じて、人事制度を改定します。
新規事業開発以外にも、人事制度の改定には、以下のような目的も考えられます。

・ビジネスモデル改革
・M&A
・グループ再編
・グローバル展開

ここでは、新規事業開発に必要な戦略立案と実行計画から、人事施策がどう形作られているのかを見ていきたいと思います。


1.戦略立案

上流工程での戦略立案は以下のプロセスで進められます。

①戦略検討体制構築
②事業機会探索・絞り込み
③事業要件明確化
④事業要件評価
⑤事業要件検証

そこでは、戦略立案の執行だけでなく、今後を見据えた”新人材像”の収集が必要になります。

具体的にいうと、
・新人材要件の再設定および検証
・人材像表現方法の刷新

などです。


2.戦略実行計画

戦略実行計画は以下のプロセスで進められます。

⑥戦略実行計画策定
⑦組織編成
⑧要員配置(◎)

そこでは、戦略の実行に関わる適正な社員を適切な組織へ配置する必要があります。

そのためには、
効果的な人材マネジメントをしていくために以下のような人事制度の刷新が必要になります。
・戦略実行に必要なスキルセットの定義・把握
・(上記に応じた)採用方針の変更
・(上記に応じた)人材育成方針の変更
・(上記に応じた)社内ローテーション施策の変更

上記とともに、以下が人事施策として考えられます。
・スキルセット把握の土壌づくり
・人事システムの刷新
・トップダウン/ボトムアップといった組織風土改革
・マーケットの水準に応じた賃金の改定
・評価制度の改定


3.おわりに

今回は、一般的な新規事業創出に向けた人事制度(”仕組み”)を見ていきました。

個人的には、新規事業創出にあたっては、”ヒト”・”仕組み”・”組織”が重要だと思っています。

特に、”ヒト”の点では、事業開発に携わっている身として、外部環境が急激に変化していく中、市場をしっかりと意識しているビジネスパーソンは、やはりアウトプットがものすごい高いと感じます。
(市場の先の“顧客”を意識している人としていない人では、これから大きく差がついていきますね)

「自分ができること×自分がやりたいこと」から、自分の強みを見出して、
自信を持ってキャリア形成をしていくことが、不透明な時代を乗り越えていく大きな原動力になるのではないのでしょうか?

是非、そうしたキャリア形成をしていきたいという方向けにも、ブレインダンプもオススメしています。


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