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添加物に対する考え方

湿度が高い日本にとっての長期保存といえば、お菓子でいえば砂糖を大量に入れるか水分を飛ばすくらいでしょうか。

水分がポイントでこれがあると腐りやすくなる。
中に入ってる水分ももちろんですが湿度もまた吸収しちゃって腐りやすくなる。

砂糖に消費期限がないように、たくさん入れると腐りにくくなる。

水と砂糖を混ぜた砂糖水を沸騰させると、先に水から蒸発していく。その次に砂糖が蒸発するので水分を砂糖に置き換えて長持ちさせるようにする。

そうするととても甘いものになる。

和菓子は常温が基本なんです。

冷蔵庫のない時代からあるお菓子ですからね。

和菓子って甘すぎるというのはここからきていて、常温で保存するにはある程度の甘さがないと痛んでしまう。とくに豆なんか腐りやすい。甘くするしかなかったんですよね。

添加物のおかげで長持ちさせることができるようになった。

冷蔵庫に入れても大丈夫なような添加物ができた。

時間がたっても出来立てのような柔らかさにできる添加物ができた。

甘さを抑える添加物ができた。

これらのおかげで美味しくて長持ちするものでいっぱいになった。

日持ちって選ぶ理由にもなってて、長いものって喜ばれるんですよね。

そのために添加物ってあると思うので添加物ダメ!ゼッタイ!ではないと思うんですよ。

使われすぎてる感は否めないですけど、災害なんか起こったりするとあって良かったと思える。停電なんかして冷蔵庫がダメになると無添加のものはすぐ腐りますよね。

添加物は悪というよりも、必要な分だけ適材適所で使うというのが1番いいのかなと。

うちはほとんど使ってないですけど必要とあらば使いますよ。

日持ちしないものばかり売ってますけど、どんなに長持ちさせてもできたての美味しさには敵わないので、できたてのものを提供したいと思っています。そこにうちのお店の価値があると思うので。

添加物が入ってるからダメではなくて、うまく使いこなせばいいのではないかなあと思っていますし、たまにはできたてでも味わうかーと思ったらうちに買いにくればいいんですよ?

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