「ニュー・ミュータント」不遇すぎるミュータントたち
ふんわり情報
2021公開、ジョシュ・ブーン監督、主演アニャ・テイラー=ジョイ、メイジー・ウィリアムズ、ブルー・ハント
感想
初めてニューミュータンツについてのニュースを見かけたのはいつだったか、それすら覚えていない。かなり前なのだ。
20世紀スタジオ(旧:20世紀フォックス(FOX))製作による『X-MENシリーズ』の13作目にあたる。本作製作中にFOXがディズニーに買収されたため、シリーズ最終作となる。過去のキャラクターは登場せず、シリーズ初の青春ホラー路線を取っている。本作は公開延期を繰り返した。当初の予定は2018年4月13日だったが、その後、2019年2月22日、8月2日、2020年4月3日と変更され、最終的に2020年8月28日に公開された。これは前述のFOXの買収による公開体制の変更に加えて新型コロナウイルスの影響による映画館の閉鎖が重なったためである。また、その間に追加撮影を行うとも報道されたが、最終的にはジョシュ・ブーン監督が最初に完成させたバージョンにより公開された。日本において本作はシリーズで初めて劇場公開されなかったが、ビデオスルーとして20世紀スタジオ ホーム エンターテイメント(ウォルト・ディズニー・ジャパン)が2021年3月31日より発売、デジタル配信を開始した。
なんと不遇。しかも原題は「ニュー・ミュータンツ」なのに邦題は「ニュー・ミュータント」。いやなんで単数形にした。
この邦題改悪問題ってなんとかならないんですかね、ソーの3作目も原題の「ラグナロク」からなぜか「バトルロイヤル」に変えられ、MCU一気見している時から納得できなかったんですが、まさかのここにきてロキ第2話で大きく関わってくるという…どうしてくれるんだよ配給会社!
製作者を尊重して欲しい、私の思いはただそれだけです。
さてそんなわけで2018年から延期されまくり、ついには劇場公開されなかったという悲しみの今作。その成仏のためにディズニープラス配信後即見ました、眠かったけど。
ニューミュータンツのタイトル通り、X-MENスピンオフとして、その若さ故に自分の能力を把握しきっていない、うまく操れない思春期の子たちのストーリーとして面白かった。
X-MENの面々は基本的に皆自分の能力をある程度コントロールしている人たちばかりだったけど、彼らもミュータントとしての能力に目覚め始めた頃はこんな風に悩み、扱いきれず、苦労したのだろうなと思いを馳せることができる。
しかしこれ、当初三部作構想だったのにFOXがディズニーに買収されたからそれも立ち消えですか。うーん、この先見たかったけどなぁ…。
まとめ
この、最初から「〇部作構想」の映画が途中で打ち切りになることほど悲しいことはない…。結果はどうあれ、着地点まで見たいものよ。なんやかんや言いながらX-MENも最後まで見ましたからね私は。
本当にもう、この映画にはこれしか言えない。どうか成仏しておくれ。
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