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社説を読む 最低賃金の引き上げについて

こんばんは。

時間があるので、本日2度目の投稿です。
ちなみにまだスタバにいます。

最近カフェにお金かけ過ぎだなとも思うけど、リフレッシュになるし、作業に集中できるので、定時退勤できたときや土日によく通ってしまいます。

1回行くのに数百円だから、まあいいかとも思っています。


今回の社説は、「最低賃金UP」についてです。

※注意事項
 ・あくまで社説を読んだ上での個人的見解です。
 ・政策に興味はありますが、深く知っているわけではないので、
  至らないコメントも多々あります。

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読売新聞(R3.7.18)
最低賃金アップ 雇用維持との両立が前提だ
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210717-OYT1T50334/

【要約】
○厚労省の審議会は今年度の最低賃金を28円引き上げ(過去最高引き上げ幅)、930円とする目安をまとめた。(昨年はコロナ禍で引き上げ目安を示さなかった)
○経済指標の改善、ワクチン接種が進んだことが背景。
○賃金底上げは妥当。
 (非正規雇用者の生活苦、消費活動の活発化による経済活性)
○問題は、引き上げ幅とタイミング。
 (飲食業等は依然として経営苦。人員削減や倒産の恐れ)
○中小企業支援を強化すべき。(賃金引き上げと同時に設備投資をした企業への補助制度の手続き簡素化や成長分野への進出を促す対策)

【感想】
①最低賃金引き上げの目的は?
賃金が低くて生活が苦しい人は確かに一定数いると思います。

しかし、この文章では以下のことが書かれていません。
・現状最低賃金で働いていて、生活に困っている人がどれくらいいるのか。
・なぜ最低賃金を上げるのか。最低賃金で働いている人の生活保障?経済活性化?
・最低賃金を引き上げて、本当に生活苦を抜け出せるのか(生活保護との兼ね合い。賃金UPすると生活保護費は下がります)

また、非正規雇用の人の生活苦が本文で述べられていましたが、非正規雇用者が最低賃金とは限りません。
非正規雇用者を救うための対策なら最低賃金UPより雇用が保障されている正規雇用を義務化する等にした方が問題は解決します。

さらに、最低賃金UPの目的が経済活性化なら実現は難しいと思います。なぜなら、最低賃金層の収入は上がっても中間層の収入が上がるとは限らないからです。そうなれば、経済に与えるインパクトは小さいです。


②海外の最低賃金の例は日本に当てはまらない。
最低賃金UPの妥当性として、英、独、仏は1,300円前後と書かれていましたが、これは日本には当てはまりません。
なぜなら、英、独、仏より日本の方が物価が低いから。

と思ったのですが、実際はそうではないみたいです。

ですが、最低賃金の考え方は国によって違うみたいです。
英は、最低賃金UPが社会保障費カットにつながると考え、割と積極的に最低賃金UPをしています。
仏は物価上昇に合わせて最低賃金UPをしています。

参考(国際比較で考える日本の最低賃金)
http://ictj-report.joho.or.jp/1706/sp04.html

そもそも考え方が違うので、一概に最低賃金の国際比較はできないと思います。

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以上です。

今日もお疲れ様でした!






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