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【あこラム】断食28日目のつぶやき

断食と言っても丸々28日間ずっと
食べてないわけじゃないですよ。

そんなことしてたらこんな域
に達してしまいます。

32歳住職が「生き葬式」
学生時代にスクラップしていた新聞記事より

仏教の断食

9日間、断食・断水・不眠・不臥
(ふが=体を横にしない)
を貫くという比叡山での厳しい修行
「千日回峰行」のひとつ。

このニュースに衝撃を受けた当時学生だったAko。
「人ってこんなことできるの??!?!?!」
「感動!!!」
「信仰心ってすごい!!」
なんて興奮しすぎなコメントが
記事の横に残ってます(笑)

9日間と期間は短いですが、
真言という聖なる呪文を寝ずに唱え続ける
っていうのが断食よりも大変なんじゃないかなと...。
サンスクリット語で唱えると
仏にもっと近づけるそうです。

これを考えると、夜には食べれて寝れて、
なイスラムの断食は余裕のよっちゃん。

キリスト教の断食

次はキリスト教徒の事例ですが、
120日間水だけで生活した女性がいました。

彼女は31歳にして7人の子の母で、
断食チャレンジを始めたのも7人目出産の
たった6週間後という強者ママさんです。

最初は40日間のつもりだった断食を
延長して120日間もやっちゃったんです(驚愕)。

40日間という数字はどこから来たかと言うと
イェス・キリストが40日間断食を行ったという
福音書に書かれている出来事からのようです。

最初は体重計ったりダイエット目的?
と思いましたけど気持ち分かります。
私も断食始めた頃は痩せてく楽しさが
ありました。
でもあくまでも「For God」なんだと
何度も繰り返し話しています。

ユダヤの断食方法については
確か「食べ物の香り」
かいじゃだめとか…???
詳細は知りませんが、信仰上の断食が
行われるようです。

イスラムの場合は、
日中の飲食は禁止ですが、
日没後は食べてもOKという
断食スタイル。

なので私の断食28日目というのは
28日目の朝昼ごはん抜き生活ってこと。

それにしても、どんな宗教にも断食という
行があるのは興味深いですね。

食べ物への有り難みが身に染みますから
生きているという実感が信仰への見直しに
つながるのかな、と思ってます。

今年のラマダン月はコロナな状況と重なって
ラドがずっと家にいたので、一緒にコーランを
読み直すなど宗教について勉強する時間が多かったです。

断食とメンタルコントロール

28日目の断食でわかったことは
「食べない」ことが精神面に
与える影響は大きいということ。

①集中力が増す
②前向きになる
③我慢を覚える

まず、日中の断食により
「あーおなかいっぱい♡」
ってぼーっとすることがなくなりました。←

そして朝はコーヒーないと集中できない!
と思っていた私ですが、逆に集中力が半端ない!

あとは鬱々しない。落ち込まない。
ようになりました。
もともとお気楽な性格なので
こう言っても信用されなそうですが...( ´ ▽ ` )

断食がうつ病改善に効果的というのは
こういう事か!!と思うくらいメンタルが元気です。

ラマダンの断食は「欲のコントロール」
とも言われています。

アラビア語で我慢は「الصبر  サブル」。
「サブルしなさい」と何度ラドに言われたことか。
我慢の足りない大人代表のAkoです。

我慢は大人になっても定期的に
鍛え直さないとついつい
好き勝手に行動しがち。

そんな機会を年に1回与えられるというのは
ラマダンっていいなって思えてきました。

皿洗いが溜まらない喜び

急に脱線しますが、断食の他のメリットは
「お皿が溜まらない」こと!
だって夜1回の食事ですからね。

シュシュの哺乳瓶を洗うのは
いつも通り大変ですが、
赤ちゃんの器なんて一瞬で洗えちゃいます。

それに比べて大人の食べる料理の道具の
多さと大きさったら!
朝と昼のそれらがシンクに溜まらないというのは
ほんとに楽ちんです。

そして日中の食事がないことで
自分時間も増えました。
シュシュが寝たらごはんゆっくり食べよう!
の代わりに勉強したり、本読んだりできちゃう。

最初の週は慣れない断食に
お腹を空かせていましたが、
今ではすっかり私の胃も脳みそも
納得してくれたようです。

でもあとちょっとでラマダン月が
終わることへの喜びももちろんあります。
心と体の浄化が出来たことへの
達成感もあります。

Eidにはご褒美に日中のカフェタイムを
楽しみたいなーとわくわく♪

そんな想いでかわいいイラストを
「みんなのフォトギャラリー」から
選ばせてもらいました☕️

あれ、何の話してたんだっけ。

Ako

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