それでもアナログな作業が好き。
50歳を過ぎてnoteという新しい「書き物」を始めてみた。ブログも気まぐれ更新ながら10年以上続けていて、そのほかに在宅ライターもなんとなーくやっている現在。
すっかり「器械」を使ってモノを書くことにも慣れてしまったが、ワタシが仕事を始めた頃は原稿もまだ手書き。原稿用紙に鉛筆で書き、途中で間違えたり文章を入れ替えたりする場合は、二重線で消し、矢印で指示してという、印刷屋さんには申し訳ないくらいの原稿を出していたっけ。
それがワープロになり、パソコンになり。文章を組み立てるのも削除するのも修正するのも本当に楽になった。
それでも、私は今でも「手で書く」というアナログな作業が好き。
ワタシのアナログ三点セット。2000年から書き始めた三年日記帳は来年で7冊目に突入する。そして2007年から使い始めたほぼ日手帳、自分でスケジュールを記入する卓上カレンダー。
日記帳はその日あったことを簡単に。ほぼ日は、食べたものや見たもの、本の感想や日々思うことをつらつらと書いている。とはいっても内容はかなりテキトーだし、書くことがない日は「今日は書くことナシ!」と大きな文字で書いて終わったり。ルールを作らず、かなりゆるーく続けている。
ほぼ日ユーザーの中にはとっても美しくデコレーションしていたり、イラストや写真でステキに作っている人も多いが、ワタシの場合はとても人様に見せられるようなものではない。せいぜいシールを貼ったりマステを貼ったりしている程度。
noteと同じで、これも完全な自己満足。自分が楽しきゃ、それでいい。
日記帳はLAMYの万年筆(極細)、ほぼ日はユニボールシグノのブラウンブラック0.28㎜を使用。その他にカラー筆ペンや蛍光ペンなども使って好き勝手にページを飾り立てている。
2冊も手書きで日記のようなものを書く。パソコンやタブレットでちゃちゃっと打った方が簡単ですぐに済む。見る人が見れば「無駄」なんだろうとも思うのだが、自分の手を使って、好きな筆記具を使って書くという毎日の作業によって何かを吐き出して、自分なりに一日をリセットしているのかもしれない。
時間とお金の無駄といわれても、ワタシはコレで良しとする・・・ということで。先天性ぶきっちょゆえ、他に手を使って何かすることができないワタシは、せいぜい手で書くことで、ゆっくりとした自分の時間を過ごしているのだ・・・と思うようにしている。
さて・・・そろそろ来年の日記帳たちのカスタマイズを始めますか。
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