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暴力シーン苦手だけど、三池崇史だから、意を決して観てみた。

20代の頃、今よりも、まだ刺激に耐えられた頃

三池崇史監督が監督した、「殺し屋1」を観た。

もうね、今じゃ絶対に観れない。

だって、暴力シーン、痛いんだもん。

音とか、映像を観ると、想像しちゃって痛いんだもん。

ってことで、子どもを産んでからは、一切観なくなった

バイオレンス系の映画ですが、

タイトル「初恋」だし、三池崇史監督だしと

「えいやっ」と勇気を出して、観てみました。

うん、これ、映画館で観なくて良かった。

しょっぱなから、誰か知らん人の首が飛ぶんだもん。。。


でもね、なんていうか、どの俳優さんも、素晴らしくって

改めて、映画って本当に面白いなぁって思った。

今は、もういない人をそこに蘇らせることが出来たり

もう、失われてしまった、大事にしていたことを表現したり

世の中のいろんなことを知る前の、一生懸命で危なっかしくて

でも、とっても純粋な気持ちを大事に出来たり

人は、人の心に触れることで、自分の心に気づいたり

人が自分のことを思ったよりも大事にしてくれることで

もしかしたら、自分って、大事にしてもいい存在なのかも?

と思ってみたり、そんなことを思った。


ベッキーの弾けっぷりは、どのネット記事でも評価されてるし

染谷君の、銃で撃たれた後のあれは、面白いけど

私的には、内野さんの硬派な感じがめちゃくちゃ良くって

悪人だけど善人。とか善人だけど悪人。とか

そういう相反するものが同居している感じが素晴らしかったなぁ。

(臨場っていうドラマの内野さんもめちゃ素敵よー!)


モニカが、最初は、周りの環境に流されっぱなしで

でも、そこで変な順応をしちゃってて

自分の意思じゃないけど、そこから逃げ出すってほどの強さもなかったのが

段々と、自分の意思とか、本当は、こうしたい。とかが

レオに大事にされることで、芽が出始めて

その芽を大事にし始めていく感じが、良かったなぁ。


レオはレオで、自暴自棄だったのが

モニカに出会ったことで、変化していくのが良かった。

まぁ、自暴自棄でなくなっていくことには、他の要素も絡んでくるけど

一人の女の子と一人の男の子が、出会って、成長していこうとする様を

見せてもらえたが、この映画のいいとこだな。

あとね、硬派な武闘系の方々をみれたのも良かった。

大森南朋さん、素晴らしいダメ刑事で、ほんと拍手でした!


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