見出し画像

BUMP OF CHICKEN『プラネタリウム』

おはようございます。
フジイ サダモリです。

夏が始まりましたね。この季節になると必ず聴く曲がいくつかあるのですが、その中でももう毎日聴いてしまうのが、

BUMP OF CHICKENの2005年のシングル『プラネタリウム』です。


ぼくは彼らの全曲を網羅しているほどの熱烈なファンではありませんが、メンバーの皆さんと年齢も近いですし、インディーズの頃からその活躍を見ていました。

ぼくがBUMP OF CHICKENの音楽を初めて聴いたのは、確か1999年の事で、ピロウズさんのラジオにゲスト出演されているのをたまたま耳にした時でした。

↑the pillowsの御三方。

話をしているのを聴く限りでは、年嵩もない少年たち。という感じでしたが、曲の方はもう自分たちの世界観をしっかりと持っていて、ぼくも一瞬で虜になりました。

彼らの曲はその世界観が独特で、曲によっては、ぼくのひねくれた心には真っ直ぐすぎる時があって、距離感を感じてしまう時があったのも事実です。

しかしながら、この『プラネタリウム』。という曲は、他の彼らの曲と何か違う。いわば『メッセージ性』が薄いんですね。

まず、歌詞の最初に入ってくるフレーズが『四畳半』。

四畳半』ですよ。

いろいろなポップソングが世の中にはあるわけですが、ロックバンドのシングル曲が『四畳半』で始まった事があるでしょうか。

四畳半を拡げたくて 閃いてからは速かった
次の日には出来上がった 手作りプラネタリウム

化学の本に書いてあった 作り方の他にアレンジ
実在しない穴を開けて 恥ずかしい名前付けた

消えそうなくらい 輝いてて
触れようと 手を伸ばしてみた
一番眩しい あの星の名前は
僕しか知らない

すごく小さなストーリーを語っているんですけど、だからこそリアリティがあるんですね。

天井も壁も無くなって 代わりに宇宙を敷き詰めて
窓は一度も開けないままで 全てを手に入れた

四畳半の片隅には ここにしか無い星がある
傷付かず 傷付けないままで 君をついに閉じ込めた

自分だけの世界で、全てが完結する。それもいいけど、それだとどこか虚しい。そんな感覚が伝わってきます。

ネット通信が盛んになり続ける現代で十分ワークする歌詞ですね。

そしてぼくが一番好きなのはこの後の

四畳半の窓を開けて 見上げれば現実が巡る
実在しない星を 探す心がプラネタリウム

ここ!

実在しない星を 探す心がプラネタリウム ですよ、皆さん!

この部分聴く度にもの凄く胸熱になります。

淡々とした日常から、人生の心理にまでフッと入っていくその手腕。力量。藤原さんは本当に素晴らしいセンスの持ち主だと脱帽します。

カップリングの『銀河鉄道』も良い曲なので、ダウンロードでもレンタルでもなんでも良いので、是非とも聴いてみてください。

キーがそんなに高くないので、カラオケにもオススメ!です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?