在宅ワークの腰痛を椅子のせいにする前に

外出自粛の日々が続く。家にいることが多くなって、映画館に行けないのが悲しい。はやく映画館で存分に映画を観れる日が戻ってきてほしいと思う今日この頃。

今回の日刊かきあつめテーマは「近況報告」。

家にいることが多くなって、家の椅子に座る時間も長くなった。そのため腰が痛くなったり、手足がしびれるなど、これまで経験したことがない身体の不調が起こるようになってしまった。

今まで家の椅子に長時間座っていることはなかった。あってもせいぜい２～３時間。それが4月以降は５～６時間と倍に増えた。

家の椅子は人から貰ったもので、こだわって買ったわけではない。Twitterを眺めると、在宅ワークに備えて自宅に仕事用の椅子を購入したという話を目にする。

在宅ワークに備えて椅子を買うか・・・とも思ったが、良い椅子はそれなりに値段もする。買ったとしても、在宅が解けて会社にいくことが多くなってしまったら持て余すだろう。

そんなことを考えているとなかなか踏ん切りがつかず、それでも日々襲ってくる腰や手足の痛みを和らげるために、色々なストレッチを調べて実践していた。

そんなある日、「椅子の正しい座り方」に関する記事を読んだ。
椅子は深く腰掛け、両足を床につき、肩は地面と水平に。前かがみにならないようにして、身体を地面と垂直に保つ・・・など。

記事によって所説あったので色々と試して、自分に合う座り方を探した。
するとどうだろう。腰の痛みはほとんど無くなり、手足のしびれが起こることはなくなった。

身体の不調を真っ先に椅子のせいだと思い込んでいたが、実はそうではなかった。自分が正しい姿勢で座っていなかっただけだったのだ。在宅ワークで腰痛に悩んでいる人は、椅子のせいにする前に、正しく座れているかを見直した方が良い。

これは椅子に限った話ではないだろう。何事においても決めつけてしまう前に、自分の理解や行動が正しいかを見直すべきではないか。

そういえば、最近ある映画を観ながら同じことを思った。『ハッピー・デス・デイ』である。

遊んでばかりいる女子大生のツリーは、誕生日のその日も、昨晩出会った男のベッドで目覚める。父親との食事の約束を無視して、大学のパーティーに向かう道中で「赤ちゃんマスク」を被った何者かに殺されてしまう。しかし目を覚ますと誕生日の朝に戻っており、再び男のベッドで寝ていた。

その後も一日が終わりそうな度に「赤ちゃんマスク」に殺され、誕生日の朝にタイムループしてしまう。ツリーはこの状況から抜け出すために、殺人鬼に立ち向かう。

なぜ彼女はタイムループしてしまうのか。

彼女は殺人鬼さえ捕まえれば、タイムループから抜け出せると思って行動する。しかし、殺人鬼を捕まえてもタイムループが止まらない。

なぜなら本当の原因は別のところにあったからだ。自由奔放に生きていたツリーは、思わぬところに影を落としていたのである。

彼女はタイムループを繰り返すことで、日頃の行いや周囲の人間関係を見直すことが出来た。何事も決めつけてしまう前に、自分の考えや行動が正しいかを見直すべきなのである。

今ならAmazon Primeで視聴できるので、在宅ワークの合間に観てみてはいかがだろう。
ジャンルはホラーだが、ポップでコメディな部分も多いので、ホラーが苦手な人にもおススメの作品。

ちなみに『ハッピー・デス・デイ２U』という続編もあり、こちらは前作の直後から始まって、１の内容を伏線としているので続けて観ると面白さ倍増。

ただし椅子に座りすぎて、腰が痛くならないように注意！

編集：彩音

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