対人恐怖症からコミュ力お化けと呼ばれるまでにやったこと
10代後半の高校時代から対人恐怖症がかなりひどかった。ごく一部の友人としか会話せず、それ以外の人とは友人を通して話した。誰かと会話して家に帰ったあと、その日話した会話を思い返してまずいところはなかったかスチェックしていた。最初にやったことから挙げていく。
1.認知のゆがみを知る
わたしはとにかく、罪悪感が酷くて世の中で何か悪いことが起こったときすべて自分のせいだと思っていた。自分の中に極端な思考がないかをチェックする。
2.心理学を学ぶ
人の気持ちがまったくわからなかったので、仕草から心理を読み解くようにした。これは後に被害妄想にもつながったので、捨てたほうがいいが初期は有効。人の気持ちを知識として学んだ。また、カウンセリングのやり方である「傾聴」は相手の心を開かせるのにとても有効。
3.会話のパターンを覚える
こういう会話にはこういう答えをしたほうがいいという会話のパターンをどんどん増やしていく。これは数学の解答法から思いついたもので、とにかく公式、パターンを覚えてより普通の会話に近づけていく。
4.接客業でのアルバイト
某過労死で有名な居酒屋チェーン店でバイトをした。何を言われても「有難うございます」と返すマニュアルや、感情と態度を分ける接客業ならではのやり方で心のダメージを減らした。
5.学園祭での焼き芋売り
単価が安いということで焼き芋を売っていた。学園祭で腹が膨れる焼き芋など買いたがる客も珍しく、基本的に押し売り。1日当たり100個を売りつけ「芋姉」と呼ばれる。ポイントは目をみて看板を見せつけ、声をかけること。
5.外国人との生活
外国人と生活しながら学ぶ機会があり、そこで外国人ならではのコミュニケーション技術を学ぶ。目を見てにこっと笑って、相手を褒めたり、軽いジョークで楽しませるなど。これは恋愛にも役立つ。
6.電話営業
ブラック企業で毎日100件くらい電話帳の上から下まで知らない人に電話かけた。数をこなすことで知らない人と話すことに抵抗がなくなった。
7.愛を与える
6までやると初対面で話すことに抵抗はなくなる。ただ、瞬間風速的なコミュニケーションは取れても、長期的な人間関係の構築は難しい。ここで職場で毎日同じ人とルーティーンをこなすことで、信頼関係を築く学びをする。日々、とにかく愛を与え、与え、与え、返ってこなくても与え続け、ひたすらに相手の話に相槌を打つ。そうしているうちに、ちょっとずつ信頼関係が出来て長期的な人間関係が構築されるのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?