【映画】恋は雨上がりのように　でほっこりした

今回は映画の記録です。※以下ネタバレあり※

概要

表題　恋は雨上がりのように
出演　小松菜奈、大泉洋　等
監督　永井聡
公開　2018年
女子高生がふとしたきっかけで45歳の男性に恋をするという話です。Primevideoで見られます。

恋は雨上がりのように : 作品情報 - 映画.com

冴えない店長の本当の姿

　話のなかで主人公は一貫して、バイト先の45歳・バツイチ・子持ちの「冴えない」店長が好きなのですが、この店長、実は優しさに溢れ、誠実な人間であることが随所で描かれています。特に、主人公の告白を丁寧に断るシーンでは店長の人柄が現れており、あたたかい気持ちになりました。

真っ直ぐな主人公

　レディ・バードに引き続き、女子高生が主人公の映画を見ました。こちらの女子高生はブレません。一貫して店長が好きで、気持ちを思わず告げてしまってからはデートを迫るなど、かなり積極的に店長にアプローチします。その真っ直ぐさが眩しく映りました。話中で、バイト先の大学生と嫌々デートしたあとに、全く同じコースを店長とデートする、というシーンがあります。そこの、対大学生と、対店長の態度の違いが現れているところが面白かったです。

小松菜奈と大泉洋の配役が最高

　この映画の配役は素晴らしいです。店長を演じる大泉洋さんの「冴えないオジサン」だけどいい人柄感。主人公演じる小松菜奈さんの凛としたクリーンな雰囲気。演技に引き込まれました。この二人がメインで出演する映画は今後もチェックしたくなりました。
　特に小松菜奈さんは美しく、雰囲気ある女優さんです。最後の方に友人と早朝ジョギングをするシーンがあるのですが、その時に一人でストレッチをしている横顔のシーンが美しく、これはスクリーンで見たかったなぁと思いました。

結末が雨上がりのように爽やか

　主人公と店長は、最後は結局「友達」という関係を選択します。でも、主人公は店長のおかげで、辞めかけていた部活動(陸上)を再開します。また、店長は主人公のおかげで、止まっていた小説執筆を再開します。二人は結ばれないけれど、いい影響を与え合って今後の人生をそれぞれ歩んでいく、という結末がとても良い終わり方だなぁと思いました。

まとめ

　漫画原作で、あらすじだけ見ると普通っぽいのです。しかし描写がとても丁寧で、映画単体でも良い作品として楽しめました。見終わったあと爽やかな気分になる、良い恋愛映画でした。

以上