【映画】甘いものをやめたいあなたへ

今日は映画レビューです。

概要

表題 あまくない砂糖の話
監督 デイモン・ガモー
出演 デイモン・ガモーほか
公開 2014年

2020年8月29日時点ではprime video対象です。
甘いもの好きですが控えたいという葛藤を常に抱える自分にとって、いいクスリになるかと思い、見てみました。

※以下ネタバレを含みます

ストーリーは想定内

主演(兼監督)のオーストラリア人男性が自ら実験台になり、オーストラリア人の平均摂取量にあたる、1日160g(この時点で驚きですが…)の砂糖を2か月間取り続けてどう変化するかということを記録した映画です。

タイトルから想定できると思うのですが、糖分がいかに心身に悪影響を及ぼすかが書かれています。ですが驚きなのは、

アイスクリームやチョコ等のいわゆる「甘いもの」は食べていないのに、1日160gはあっさり達成できてしまうこと

です。
映画内の実験のルールを、公式サイトより抜粋します。

・1日にティースプーン40杯分の砂糖(160g)を消費すること
・お菓子の類は避ける
・低脂肪ヨーグルトやシリアル等の「実は砂糖が多い食品」から摂る
・必ず「低脂肪」の食品を選ぶこと
・ジョギングや筋トレなどの運動習慣は続けること

・お菓子は控えている
・低脂肪の食品を選んで摂取する
・運動をしている


一見、割と健康に意識した生活に思えます。が、それでも、主演の男性はぶくぶく太っていってしまうのです・・・おそろしいです・・・。
もともと主演の方が糖分を取らない生活をしていたため、変化が顕著でしたが、健康に気をつけているつもりでも、結果的に健康に良くない生活を送ってしまうということは恐怖でした。

一番怖かったシーン

一番衝撃だったのが、ある一日で、食べようと思った食品のかわりに、含まれているのと同じ量の砂糖を食べるというシーンでした。

お昼ごはんがチキンに市販の照り焼きソースをかけるつもりだったみたいですが、ソースのかわりに大量の白砂糖をザザー・・・。砂糖まみれのチキンをガブリ・・・。

ヴィジュアルに訴えられたのが強烈でした。軽くチョコレートをつまんだり、おやつにドーナツを食べたりする瞬間、砂糖のみに注目すると、これと同じことをしているんだなあ…と考えるとぞっとしました。

アメリカは桁違い

本編の途中で筆者は、肥満体国アメリカにしばらく滞在します。

さすがアメリカ、悪い意味で期待に応えてくれます・・・
アメリカに着いた瞬間、男性が飲んだスムージーだったかな?ジャンボサイズとはいえ、1杯に含まれる砂糖130gあまり・・・。1日の摂取量160gを、一杯でほぼ網羅してしまうのですよ・・・。

それでいて、「私たちは健康に寄与します」的な文言がカップに書いてあり・・・笑うしかないですね。

企業の責任は

この映画の後半では、企業の責任が問われていました。

大量の砂糖が含まれた飲食品を次々に、堂々と世の中に送り出している。
それで健康を害している人がたくさんいるのに、摂取量の管理は自己責任というわけです。

そりゃ確かに自己責任なんですけど、その管理をするための教育は十分になされていない。知識が不十分なままで摂取量の管理はできませんよね。
でももちろん、教育なんてすると商品の売り上げが落ちるから、企業は積極的にそんなことしないわけです。

どこまで事実かわかりませんが、本編では研究者すら巻き込んで、甘いものの害を証明させないようにしていると言いたげな節もありました。

日本に住んでてよかった

普段、欧米各国と比べてダメだしされがちな日本ですが、この映画を見て、日本に住んでて良かった・・・と思いました。

もともと、欧米と比べても日本食はヘルシーなうえに、日本社会全体も、健康への意識が高いと感じます。

最近では糖質オフのお菓子もたくさん発売されていて、企業側でも健康志向に合わせた商品を送り出す姿勢が見られます。(ほんとは何にも食べなきゃいいのですが汗)

よく、留学したら太ったみたいな話を聞くのですが、意識しないで摂取する糖分・脂肪分が段違いなのでしょうね。

まとめ

甘いものをやめたい人・食生活を変えたい人は、ぜひ見てみてください。危機感を持てるはずです。




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