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イエズズ会士

もし私が男に生まれたならば、、、イエズズ会士になりたかった。

イエズズ会士はみな個性的。会のカラーは黒。何にも染まらない色。会士同士が皆仲が良いわけではないようだ。それは悪い事ではない。互いの違いを認め、合わないものはそのままに、一人ひとりの使命に生きている。

私はイエズズ会士以外の司祭をあまり知らない。そして、私の知るほとんどの司祭は宣教師。イエズズ会のヨーロッパからの宣教師は、50年ほど前に来日したのが最後で、その後殆どは東南アジアからの宣教師と聞いている。

今日のみことば。コリント信徒への手紙、4:1-5 神の秘められた計画をゆだねられた管理者。その管理者とは誰なのか?司祭は含まれているだろう。

司祭とは魂の助産婦であり、助死師。(私的造語)そして医師でもあろう。相手の口に己の手を入れて、その人の魂に触れるような業をする、仕事人。ある意味、命がけ、魂がけの業。しかし、これはあくまでも理想で現実とはGAPもあるのがまさに現実。

しかし、私はドイツからの宣教師司祭、R氏とスペインからのR氏との出会いに、彼らの業を通して、彼らを日本の地に遣わした神の秘められた計画をゆだねられた者の業を見、体験した。

ドイツからの宣教師、R氏はイエズズ会のレジェンドと言っても過言ではないだろう。彼に関する逸話は多い。そして彼のファンも多い。物静かで声が小さい。大学の哲学の講義でも彼の声は蚊が飛ぶような音量であっても、聞こえなければそれで良い、とする人であった。聖、生、静の人。

彼を象徴する場は、四ツ谷にある上智大学の構内にあるクルテュルハイムと秋川渓谷にある神冥窟。大都会の中のオアシスと大自然の中にある隠れ家。

そのまま、、、そのまま、、、裁かない、反省しない、

ただ、ただ、まっすぐに、と少年のような澄んだブルーの瞳でちょっと首を傾げ、静かに語る。強い風が来たら倒れてしまうような細身でありながら、魂の筋肉、骨の強さのオーラを放っていた。

R氏と二度と共に秋川の神冥窟で、クルテュルハイムで座り、歩き、食べ、祈る事が出来ないのかもしれない。。。

現在、日本のイエズズ会士150人あまりの内、75歳以上の司祭が100人程となり、イエズズ会の人口ピラミッドは逆三角形となっていると聞く。

同じドイツからの宣教師ラサール神父様の使命を繋いだR氏。彼はしっかりとラサール神父様からの襷を繋いだ。彼が受け継いだ襷は、秋川の神冥窟とクルテュルハイムに置かれている。

高学歴、高身長、高い意思、強烈な?忠実さとユニークさを持つイエズズ会の伝統は形を変えて、会を超えて、次の世代に繋がれてゆく。。。

時代の流れの中で、イエズズ会にのみ開かれていた神の秘められた計画の扉は開いた。 今朝のみ言葉は、誰に向けられているのだろうか?

Let it be. そのまま、そのまま、、ただ、ただ、まっすぐに。。。

9/3/2020 9:13a.m.

#イエズズ会士 #司祭 #秋川神冥窟 #カトリック #そのまま #マインドフルネス

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