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共感のその先へ

人間関係におけるコミュニケーションには
まず共感が大事だと思いそれを優先してきました。

でも時には共感する姿勢を見せつつも
ただそれに終始するのでは
現状が変わらないこともありますよね

娘の行き渋りのときもそうでしたが
共感と尊重だけでは娘の気持ちは晴れなかった。

かといって正論をぶつけただけでは
素直に受け入れられない。
時には相手を苦しめることにもなる。

こどもに対して明らかにおかしいと思う理屈に
どう対応したらよいのか、日々考えます。

自己肯定感の低い子は、自分の主張が否定されると
自分自身まで否定されたように感じるのか
話の本質には耳をかたむけられないことが多い。

そんな子には、どんなおかしな理屈であろうと
まず共感して心を満たしてあげることが大事だと思い
話を聞き続けてきましたが、

ある時職場の先生が
「ネガティブな言葉を発し続けていると、脳に定着してしまう」
というような話をしていて
ASD傾向のあるお子さんは特に
ネガティブな記憶が定着すると忘れることが難しくなるため
あえて愚痴や理屈の通らない主張は
長くなりそうなら途中で切って話題を変えると話していました。
諭すことも怒ることもせずただ話を切る。

そうすると、案外諦めて切り替えることができたりして
ネガティブな感情との向き合いかたについて
考えさせられることがあります。

愚痴を言ってスッキリするということもありますが、
愚痴を聞く側があまりに共感しすぎて
一緒になってネガティブになってしまったり
逆に分からせようと教えたり諭したりし続けると
切り替えるきっかけがつかめなくなってしまうことも
あるかもしれないですね。

娘が、友達に嫌なことをされた~
とか
職場のお子さんたちのイライラした感情などに
あまり過度に共感しすぎず、反応しすぎずに
少し前向きになれるきっかけをつくってあげられるような
そんな人間力や余裕をみにつけたいなと
なんだか今日はふと思いました。

おしまい。


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