大事なアレ
コザクラインコの女の子は、シュレッダーのように紙をかじってしまうことて知られているが、どういう訳か、かじられては困るものから率先してかじるのだから、本当に困ったものである。
しかし「アー!またやられたぁ!」などと叫びつつ、本当に怒ってはいないのだから、鳥飼いはつくづく幸せなのだと思う。
一万円札をシュレッダーされるなど、案件が悲惨であればあるほど、なんならいいネタになったな、とツイートしてみたりなどする人は少なくない。
そんなツイートを見てほほえましく思い「いいね」する人もまた少なくない。私もその一人だ。
アニマルコミュニケーションとは、簡単に言うと「動物と話をする」ことである。日本では少し胡散臭いイメージもあるようだが、海外では割合、メジャーな存在らしい。
10年程前、ニュージーランド在住の日本人のブログで読んでその存在を知っていたが、日本にはいないと思っていた。
それがつい数年前、遠隔できみちゃんとコニュミケーションして貰う機会に恵まれ、その際に聞いた話である。
動物は言葉の代わりにイメージでコミュニケーションをとっており、我々人間が
「あっ、あの書類は大事だからかじられたら困るな…」
などど頭の中で考えると、それがイメージとして伝わってしまう、ということがあるそうだ。
真偽の程は確認のしようがないが、なるほどと納得してしまった。確かに我が家では
「しまった、あそこに大事な書類が出しっぱなしだ!かじられたら困るなぁ…きみちゃん、気づかないといいな…ああー!気づかれた!!なんで?なんで分かったの!?」
というケースが多い。
もちろん、鳥さんは目がいいので、かいぬしのわずかな視線の動きなどを察知して、「かじられては困るもの」を判別している可能性もある。
いずれにせよ、しょせん人間は鳥さんには適わないのだということを肝に銘じ、放鳥前にはあらゆる書類を厳重にしまい込むことをお勧めしたい。
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