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眼鏡の遊び方

 近眼なので、眼鏡を常用している。ちりグラファーたるもの、常に視界は良好でなくてはならない。

 『眼鏡は顔の一部です』と、某眼鏡メーカーがテレビCMを流していた時期があったが、確かにその通りだと思う。
 顔の一部、つまりかいぬしの一部でもあるので、鳥さん的には「眼鏡はオモチャ(かいぬし)の一部です」となるであろう。

 実際、眼鏡はいい足場となっていて、かつ、きみちゃんの爪から眼球を保護する役目もある。きみちゃんがペタペタとレンズの上を歩くと、ちぎりパン状の足型がついて、大変可愛い。

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 レンズが傷つくのでは…と懸念する人もいるかもしれないが、我が家では、少なくともきみちゃんが原因の傷はほとんどついていない。むしろ、かいぬし自身が眼鏡をぞんざいに扱うので、細かい傷などすぐについてしまう。

 眼鏡のフレーム上部に爪をかけ、ぶらぶら、ぶら下がると、ちょうと鼻の辺りにおちりが来るのもまた楽しい。ここぞとばかりにインコ臭を吸い込むと、幸せ過ぎてついニヤニヤしてしまう。

 しかし油断していると、爪が鼻に刺さり、もう片方の爪も突然口の中に飛び込んで来たりなどして、なかなか愉快な状況に陥るが、こんな時こそ大げさに騒ぎたて、ひと盛り上がりすると、なお一層楽しい。

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