見出し画像

「多様性を大事に」という言葉からの違和感

多様性という言葉は、気軽に使われる割りには、実はかなりセンシティブな言葉なのかも知れない、と思っています。

「多様性と言うからにはもっと配慮して欲しい」というような意味合いで、声を荒げる人が少なくないことを知ったからです。つまり人種・宗教・性別・体型・年齢・学歴・経済面・病気や障がい等々の理由から傷ついて来た人達がその傷を見せながら「多様性を」と叫ぶような側面が強くあるらしいということです。
これまでのnoteを読んでくださっている方はご存知の通り、私自身も過去に色々あった者ですから、何かしらの差別や偏見に傷ついた経験はあるので、その根源にある憤りは共感出来ます。

ただ、本当に「多様性を大事にする」というのは、「自分と異なる立場の人が居ることを知ろうとすること・お互いを尊重し合うこと」なので、寧ろその言葉を意識せずに、当たり前に、自分と異なる属性の人を受け入れようとしている姿勢をお互いに持っている社会のことではないか、と思うのです。
そういう意味でも“多様性”は学術的な文脈の中で一つの概念として使われるのが自然であって、「多様性を大事にしてくれ」というような攻撃のために使う言葉ではないのではないか、と思うのです。

社会の仕組み上、そんな理想論で済ませられない、という立場にある人が居ることも承知しています。
であれば尚更、その人自身は、自分以外の全く異なる立場のマイノリティの人達にどれほどの知見や理解があるのでしょうか。
理解されないことに憤ることも煮え繰り返ることもありながら尚、嘆くばかりでなく「自分から他者を理解しよう」とする姿勢や行動の長期的な積み重ね、一人一人のその一つ一つが社会を変えていくのだと思います。日本が多宗教なのも女性の社会進出も、一つ一つが、長い長い積み重ねからでした。

多様性については上記の記事でも触れています。
また、多様性についてはよく「受け入れる」という文脈で語られますが、「受け入れて貰う練習も必要ではないか」という話をある人から聞いて、とても共感しました。

多様性という概念に限らず、職場でも家庭でも、「自分の立場や憤りを理解して欲しい」というのはいわば、片思いの状態なので、両思いになるための努力の積み重ねからであると。相手が受け入れてくれそうな状態になってくれていても、豪速球の思いを投げつけて逆効果になることがある、という意味です。

これは一つの思想に対しても言えることです。
例えば、「環境問題についてもっと真剣に取り組むべきだということがなぜ分からないの?」「スピリチュアルを信じようとしないほうがおかしい」「誰もが健康への意識を高めるべきだろう」というように、自分が信じていることに対する否定的な意見への過剰な反応です。
それはその思想自体への云々ではなく、それを主張する人自身の姿勢や言動や人柄に対する相手の拒否反応である可能性が、何故か頭からすっぽり抜け落ちているらしく、極端で、歪です。

そうして心に寄り添う姿勢も無く、単一的な思想や一方的な意見を投げて来られると、人は、「宗教みたい」という言葉を使います。特に日本でその表現はネガティブな意味合いで。その言葉自体の使われ方についてここでどうこう言うつもりはなく、本質は「あなたのスタンスは極端に一方的ですよ」というニュアンスにあります。

「多様性」にしても「宗教的」にしても、その言葉に置ける社会の認識の話ではなく、「自分自身の言葉選びと向き合うことを、もっと大事にしたいね」ということです。

前置きが長くなりましたが、ここから本題です。
つまり今回お話ししたいことは、実は多様性というよりも、“言葉の選び方”についてです。
言葉選びは、技術です。あなた自身が磨き上げることができるし、自ら錆びさせてしまうこともあるものであると、そういうお話しです。
関連性が高い過去の記事も貼っておきます。

この続きをみるには

この続き: 2,366文字
この記事が含まれているマガジンを購読する
月に2本以上の記事を読まれるなら購読されますとお得です。あなたの魅力の引き出し方・伝え方の何かしらヒントになれば幸いです。

珈琲1杯分で視点や内面をお話しするようなイメージで書いています。週に大体1~2回更新です。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
まりほ

お茶でも奢るような気持ちで応援頂けますと大変喜びます♡ そのお気持ちを励みに今後も頑張って参ります♡

ありがとうございます♡ 是非また読みにお越しください。
大阪在住のフォトグラファー&ライターです。人や商品の魅力を引き出す仕事を通して、感じたことや気づいたことなどを書いています。実は波乱万丈ですが、仕事とご縁のお蔭様で笑って生きています。 Insta →maliho.photo