図13

『「劇薬」の仕事術 』を読んで。

マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術 (足立 光 /著)

最近は堀江貴文、落合陽一、前田裕二、西野亮廣の本をよく読む。彼らは会社の組織というものにとらわれない存在だ。良いものを作るのであれば会社内外関係なく、チームを組んで最良のアウトプットを出そうとする。

オンラインサロンはその典型だと思う。(ついに西野亮廣のオンラインサロンに入ってしまった!)本書も西野亮廣たちのように組織にいながら組織という概念がないのだなぁと思った。

良くうちの会社の老害が言う「それは他部署のことだからうちの部署がとやかく言うことではない」だとか、「まずは自身の数字を立てなさい」というくそつまらないことを言ってしまうことにも辟易するが、「そうか、そうだよな」と納得してしまうこともある自分に憤りを感じる。

そうじゃないんだよ。会社内外だろうが社内の組織内外であろうが、気になったことはどんどん首を突っ込めばいいし、自分のシゴトが滞るようなら寝ないで働けばいいし、どんどんやってみればいい。そんな単純なことを教えてくれる本だった。

正直、うちの会社(創業50年弱、ローカルのフリーペーパー事業を日本で初めてスタートしたと言われている)はうまくいっていない。だから、うまくいっているなら「劇薬」や「変革者」はいらないわけで、これらの存在が必要であることは逆に自分の立場上ありがたいことだと思った。

本書にある通り、マーケターには3つの役割がある。

 ①扇動者(人の心に影響を与え、周りを動かす) 

②プロデューサー(組織内外だろうが業務外だろうが気になることは飛び越えてとことんやる) 

③経営者(継続的にビジネスが成功する仕組みをつくる) 

もはや雇う雇われるという主従関係は事実上崩壊し、一人ひとりが自立しなければならない。

そして僕はというと、組織や会社に甘んじているところがあるから、まずは圧倒的な結果を出して仕組み化しなければ。急ごう。

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