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家を建てる人と作る人のコミュニケーションを考える。

昨日、着工式なるイベントに参加してきた。
現在、他でもない、自分の家を建てているんだけど、その式典のこと。

そもそも、着工式ってなに?という方はこちら。

(ブログより抜粋)
着工式とは、ご契約頂いたお客様を招きして、お客様の家づくりに携わる業者さんが必ずいい家を作りますと宣誓する式のことです。
現場が進行している間、お客様と会うことのない業者さんも数多くいらっしゃいますのでお客様にこれだけ沢山の業者さんがお家作りに関わっていることをお伝えするとても意味のある式だと思っています。

私自身、Webの仕事をしていると、サイトを作るときやキャンペーンを行うときには内部リソースだけではなく、外部パートナーと話を進めることが多い。
その時には自分と外部パートナーがコミュニケーションをとることは多いけど、クライアントに対して直接メンバーを紹介する機会ってなかなか少ない。だからこういった機会はすごく新鮮だった。

今回参加された業者さんは、全部で20社くらい。
足場を組む会社・水道工事の会社・建材メーカー・左官屋さん・白アリ駆除の会社などなど。ひとつの家を建てるのに40~50の会社が出入りするそう。

自分たちの家のために、総勢50名近くの方がお祝いをしてくれるわけだから、さながら結婚式みたいでとても緊張した。
でも何かキックオフって感じでいいなぁとも思った。

仕事に置き換えてみると、クライアントにとっては「コミュニケーションが円滑さ(早くて楽で正確)」を求めることが多いため、私自身がフロントに立って、デザイナー・エンジニア・営業をまとめることが多い。

でもデザイナーやエンジニアをクライアントに紹介する機会ってなかなかない。基本、クライアント先で話をする機会が多いので同行しないし、リモートMTGでもなかなか顔を出さない。
それは彼らがあまりクライアント理解が深くないことと、コミュニケーションを得意としていないからだと思う。

じゃあ着工式での業者さんはコミュニケーションを得意としているか?
答えは「否」。いわゆる職人さんなので、武骨で無口。それでも着工式の取組に賛同し、来てくれている。

私自身、武骨で無口な彼らに少し気を使ったりしたので、決して居心地が良すぎたわけではないけど(笑)「顔が見えることの安心感」は伝わったので、着工式の価値ってココにあるのかなぁと思った。

住宅のような一般ユーザー理解がしにくい分野においては「誰が作っているのか」を知る機会というのはとても貴重なことだと感じた。でもそれはWebの世界でも同じことが言えるから、取り入れたいな。

住宅業界の取組からコミュニケーションのヒントをもらった。

おわり。


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