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紙媒体はやり方次第で成果がでるメディアになる。

朝日新聞×左ききのエレンプロジェクトを見て、紙媒体の可能性について少し感じることがあったため、書き残してみたいと思います。

衰退期の新聞業界だからこそできることがある

もうすぐ始まる広告代理店を題材にしたドラマと、新進気鋭のPR/広告代理店、そして朝日新聞が組んだとてもユニークなタイアップ企画だと思います。

役割はたぶんこんな感じだと思います。

・左ききのエレン(ドラマ原作)
 広告代理店をテーマにしたストーリー進行(クリエイティブ担当)

・GO
 たぶん今回の企画の全体進行/企画

・朝日新聞
 たぶん広告主。新聞広告を盛り上げるために依頼した

最近新聞の購読率が低下し、同時に広告の受注も減少している(であろう)新聞会社が、デジタル/動画領域に強いPR/コンテンツメーカーに依頼し、話題性のあるコンテンツ(左ききのエレン)と組み、企画をつくり、新聞広告をいま以上に活性化させる企画と解釈しました。

さらに、ストーリーを代理店同士のコンペ、という対立構造をつくり、SNSで投稿形式にしていることで、更なる話題性UPを狙えるはずです。

紙メディア全般に適応できるスキーム

今回の新聞の事例を見て、すべての紙メディアが適応できるスキームだと思います。例えば、チラシ・無料/有料誌などなど。

紙媒体はWebに比べると反応が見えづらくて、単価が高めなので、時流であるWebに流れるのは当たり前の話です。私自身も最近紙を売る機会がほとんどなかったので、あまり考えてなかったのですが、今の時代、Web商材は売れて当然で、どうすれば紙媒体で成果を出し、そして売るか、を考えられている人ってとても素敵だなぁと思いました。

ただ、どこの会社とは言いませんが、「受注」を目的としたキャンペーンはいわば「詐欺」同然なので、話題になり、成果に結びつく企画こそが正しい姿だと思います。

じゃあどうやって転用するの?

紙メディアを使ってどうやって話題化し、成果を出すかについてですが、

例えば、

・「電博のコピーライター」×「お坊ちゃん」×「警備」
・「蜷川実花の写真」×「シニア」×「介護・福祉」
・「YOUTUBER」×「女子高生」×「農業」

のように各KWの対極にいる人たちを掛け合わせ、「成果を出すこと」を目的として各クリエイターたちに紙メディアを活用してもらえるといいなーと思います。

その他、学生が紙メディアを作ってもいいし、主婦がプロデュースしてもいいし、シニアが編集に携わってもいい。もっといろんな知見を集約して作ることで違った色が出て、話題になることで、成果に近くなるはずだと感じています。

ということで、紙メディアを持つメーカーを著作権フリーで活かす企画を
実行フェーズまで持っていきたいと思います。
※まずは自社からかなー

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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