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北海道を酒どころに!上川大雪酒造が仕掛ける地方創生とMakuake活用方法

三重で休業していた酒蔵を北海道に移転させるという、前代未聞の方法で日本酒産業への新規参入を果たした上川大雪酒造(かみかわたいせつしゅぞう)。戦後酒蔵が激減してしまった北海道で、新しい日本酒の酒蔵をつくり地方創生に取り組むという挑戦に、集まった応援購入総額は過去2回のプロジェクトで4,000万を越えています。上川大雪酒造が仕掛ける地方創生に、Makuakeをどうご活用いただいているのか。担当キュレーターの細田が、詳しくお話を伺ってきました。

ストーリーを知ってもらうための効果的なメディアを探していた

細田:Makuakeを初めてご実施いただいたのは、もう3年以上も前になるんですね。まだ親会社に間借りをしていたマクアケのオフィスに皆さんでいらしてくださって、お打ち合わせしましたよね。三重で休業中だった酒蔵を北海道に移転させて、新規参入が難しい日本酒の酒蔵を新設、その酒蔵で初めて醸造するお酒のプロジェクトを実施したいとお聞きした時のワクワク感を、今でも覚えています。

塚原:懐かしいですね。私たちがやろうとしている北海道上川町での地域振興の取り組みを、全国の方々に知ってもらうための手法を模索していたんです。Makuakeはプロジェクト期間中に継続的にシェアされたり、仲間を引き込めたりと、最も効果的な取り組みだと判断し実施に至りました。ストーリーを知り、実際に応援購入ができるというメディアは他にそうないんです。

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▲上川大雪酒造の第一弾となるMakuake掲載プロジェクト

細田:なるほど、確かにそうした意味ではMakuakeはユニークなメディアですよね。そして昨年は第二弾、国立帯広畜産大学構内に新たにつくられた酒蔵の初仕込みのお酒のプロジェクトをご実施いただきましたが、継続的にMakuakeを実施されてみていかがでしたか?

塚原:コロナの影響がどう出るかと不安はありましたが、結果的には大成功でした。大学のキャンパス内に酒蔵を新設するというストーリーもあって、地元の方はもちろん、大学OBの方など、全国からかなりの数の応援コメントもいただけました。

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▲大学構内に酒蔵を創設するという第二弾のプロジェクト

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▲745件もの応援コメントが付いた

細田:745コメント、1453いいねも付いたんですよね!サポーターの熱量が感じられる数です。また、応援コメントを読んで応援購入を決めたという方もいらっしゃり、応援の気持ちが伝播してここまでの大成功になったんだなと。Makuakeの広めていきたい応援購入の世界観そのものです。

Makuake実施がもたらした自社ECサイトの売り上げ増

塚原:非常に驚いたのは、Makuake実施中に自社ECサイトの売り上げも伸びたことです。会員数も1.25倍になりました。

細田:本当ですか!Makuakeが実行者さんの自社ECサイトの売り上げに貢献するという、なんとも嬉しいエピソードです。Makuakeで応援購入した商品を待つ間に、さらに別の商品を買うというのは、どのプロジェクトでも起こるユーザー行動ではないと思います。上川大雪酒造さんは、ファンにブランドごと愛されているんですね。

塚原:自社ECサイトは、もともと作るつもりはなかったんです。私たちの狙いは北海道の地方創生なので、北海道内だけで私たちのお酒を流通させようと考えていましたから。しかしそれではMakuakeで応援購入してくださった全国のサポーターの方に申し訳ないじゃないですか。なので、ECサイトを作りました。そのお陰で、コロナ期間中にも売り上げを伸ばすことができました。

細田:そうだったんですね!全国のサポーターを代表してお礼を申し上げたいです。上川大雪酒造さんのそうした姿勢がファンを増やし、良好な関係値を作り上げているんですね。

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地方創生を目的としたMakuake活用方法

細田:Makuakeを3年越しに使っていただいた率直なご感想を教えて頂けますか?

塚原:様々な機能が沢山追加されていて、動画がアップできたりポイントをまとめられたりと、ストーリーがより伝わりやすくなっていますね。また裏側の管理画面も細かな改善が加えられていて非常に使いやすかったです。また、第一弾と第二弾で応援購入総額も倍以上になりました。
Makuakeのユーザー数もかなり増えているのかなという印象ですね。

細田:嬉しいです、弊社内にも熱狂的な上川大雪酒造さんのファンがいるのですが、そのメンバーも喜びます!おっしゃっていただいた通りMakuakeへの流入数もこの3年で大きく伸びていますね。

塚原:機能が増えている分、使いこなす難易度は上がっているので、担当キュレーターである細田さんに的確な情報を頂けてプロジェクト準備ができたのでとても助かりました。広報の方とも連携くださり、UHB(北海道文化放送)さんにも取り上げて頂けたりしましたね。プロジェクトページで伝えているストーリーと、第三者に編集いただいたもの、違う角度から情報が伝わるとより理解を深めることができるので、プロジェクト期間中のメディア露出は非常に効果的でした。特に地方創生という文脈においては、商品そのものよりも取り組み自体を広めていくことが重要なので。

細田:地方創生にMakuakeを活用いただいているプロジェクトは多数あります。京都の祇園祭のプロジェクトもその代表例です。

塚原:第一弾のプロジェクト実施後、緑丘蔵(りょっきゅうぐら)に全国から視察の方がいらっしゃいましたが、そのうちの幾つかは実際に酒蔵をつくられています。地方創生・地方活性の目的でいらっしゃる方にはMakuakeをおすすめしています。

細田:ありがとうございます!Makuakeをご実施くださった吉田酒造の杜氏さんは、上川大雪酒造でお酒造りを修行されていたんですよね。

塚原:はい、吉田酒造の真子さん。今でも年に1度いらっしゃって、川端(上川大雪酒造総杜氏)の元で修行して行きますよ。
私たちと同じように、北海道に酒蔵を引っ越してくる方も増えています。三千櫻酒造さんや箱館醸蔵さんがそうですね。私たちの時は前例がなかったので、手続きに2年もかかりましたが、今はかなりスムーズだと感謝されました(笑)。

細田:なるほど!そういった繋がりがあったんですね。

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北海道を酒どころにし、地域活性を成し遂げたい

細田:全国からの視察や弟子入りを受け入れるなど、色々な情報を開示されているんですね。

塚原:北海道の地方創生という目的は、どうしても私たちだけで達成できるものではないですからね。北海道民が消費する北海道のお酒は19%だと言われています。東北はもっと高い割合なので、それを目指そうとすると、今の北海道の酒蔵の生産量ではまったく追いつきませんから。北海道のワイナリーは、3年前は十数個しかなかったんです。今は40を越える数が出来ています。そう考えると、日本酒の酒蔵が今後3年で3~4倍になってもおかしくない。北海道が酒どころと呼ばれるようになるのも、不可能じゃないと思っています。

細田:そう考えると、またワクワクしてきますね!

塚原:地域振興ってそういうことだと思うんです。この想いを伝播させて、広げていくこと。そして自ら取り組んで行く人を増やしていきたい。地域振興を推進するには、それしか方法がないと思っています。

僕たちのプロジェクトを見て、「これならば自分にもできそうだ」と思ってくれる人が1人でも多く現れてくれたら嬉しいですね。北海道に酒蔵を新設した、というニュースだけを見ると、資金調達に成功して、整った環境があったから出来たと捉えられてしまうかもしれない。けれどMakuakeのプロジェクトページを見てもらえたら、全国にサポーターができて、多くの応援コメントがついたというのを目の当たりにして、勇気が沸くんじゃないかな。

もちろん、僕らもまだまだやります。第三弾、第四弾と。お酒で北海道を盛り上げて行きます。

細田:これからが、更に楽しみですね。ぜひMakuakeもお供させてください!

◎上川大雪酒造株式会社 代表取締役社長 塚原 敏夫

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1967年 札幌生まれ。小樽商科大学卒業後、野村證券に入社。証券マン、ヘッドハンターなどを経て北海道に新しい酒蔵をつくるプロジェクトを始動。
Makuakeを実施した2か所に加え、現在、函館に3か所目の酒蔵を建設中(2021年11月完成予定)。全国からの地域振興の相談や講演の依頼に応えるべく日々奮闘している。
ありがとうございます!とても嬉しいです。
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アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」のnote。「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」を目指して運営しているサービスにまつわるお話をお伝えしていきます。https://www.makuake.com/