私とフィッシュマンズ

私がフィッシュマンズを初めて聴いたのは、高校生の時。北海道の田舎の高校生。音楽を知るのは、夜中の音楽番組をビデオに録画して、見ていました。
初めて聴いた曲は、マイライフのPV、お笑い番組の中でのマイライフの演奏。
音楽は好きだけど、それほど詳しくはなく、初めて聴いた時は、なんだろう?すごくかっこいい。この雰囲気。声も好き。バンド。こういうバンドを私は、若かったのもあるのですが、知らなく、フィッシュマンズのバンドの雰囲気。魔法みたいなものに虜にされたのでした。すぐ、オレンジのアルバムを買ってしまいました。オレンジのアルバムは、自分には、聴きやすく、すごくかっこよく思ってました。そう、フィッシュマンズ、オレンジから、入ったのです。
それからは、ちょうど、18、19ぐらいの歳で、音楽も大好きで、他にも、好きな音楽もありながら、フィッシュマンズも、雑誌を読んだり、サイトを見たり、新譜が出たら、買ったりと追っかけていました。空中キャンプを買った時は、全然、違うような感じがして、ビックリしました。歌詞カードは、お洒落だし、手書きだし、オレンジとは全然違って、バンドっぽくないし、メンバーは3人になってるし、空に浮かんでるし。なんだか、服装も違うし。(今思えば、オレンジがバンド演奏っぽかった。)オレンジにくらべると、声はなよなよしているし。ドラムの音はロックっぽくなく思うし。なんなんだこれは?みたいな。やたら、深く内向的みたいな。ただ、ものすごく聴いたし、今も聴いてるし、聴けば、聴くほど、素晴らしい。自分は、音楽にたけてなかったので、最初は、いまいち慣れなかったけど、まー、スルメ盤。声も大好き。佐藤伸治さんが大好き。きんちゃんも、柏原さんも大好き。たまたま、地元で売ってて、買う事が出来た、空中キャンプのアナログも。ポータブルプレーヤーで聴いてるのですが、なんか、CDで聴くのとは違うぐらい、カッコいい。声もすごくいい。次のロングシーズンも、まだ音楽通ではない自分にはびっくり、なんだろう?これは?環境音楽?みたいな、40分ぐらいで一曲だし、歌ってはいるけど。ジャケは、めちゃくちゃ山みたいなところを3人がいるし。しかし、これも、毎日、車で通学中に聴いてると、すごく気持ち良く、毎日ヘビロテで聴いてました。わざと山道を走ったりして聴いてました。その後も、マキシや、宇宙世田谷、ライブDVDと出るたび買ってしまう大好きなミュージシャンの1人でした。その時は、ゆらゆら帝国とか、ナンバーガールとか、ミッシェルとかが、流行ってて、あんまり、音楽に詳しくない自分には、フィッシュマンズのライブとかを見ていて、不思議な気持ちで見ていました。もちろん大好き。柏原さんが抜けるのを雑誌で読んでいたので、メンバーどんどん抜けていくんだなーとか、寂しく思っている内に、なんとなく、サイトをみると、遺影みたいな写真で、少しして佐藤伸治さんが亡くなっていることに気づき、すごくショックだった事を覚えています。初めて人が死ぬ事にショックを感じました。夏に聴く8月の現状も大好き。まだ、あんまり、音楽のライブをそんなに見た事もなく、生でライブ見たかったなと思ってしまう。その後もフィッシュマンズは追っかけているのですが、宇宙空中のベスト盤のレア音源もすごく嬉しかったです。フィッシュマンズ全書も最高でした。
何年か前に、地元の小さなフェスにスカパラがきて、もちろんスカパラも好きなのですが、自分には、きんちゃんしか目に入らない。きんちゃーんって叫びまくってしまいました。また、きんちゃんも優しく、手を振って答えてくれてすごく嬉しかったです。
30年。ドキュメンタリー映画、楽しみ。企画してくれた人。フィッシュマンズ。本当にありがとうございます。

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