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東京オリンピック新国立競技場を読み解く 建築家ザハ・ハディドが残した言葉

こんにちは、MAKOです。

突然ですが、「みなさんは東京オリンピック、パラリンピックのメインスタジアムである新国立競技場についてどの程度ご存じでしょうか?」
本来であれば2020年の今頃は無事閉幕し、国内外のアスリートの素晴らしい活躍の余韻に浸っている時期かと思います。現状は新型コロナウイルスの影響により、1年延期?ですよね。

さて、今回は2020年の8年前の2012年に立ち返ってみたいと思います。

イギリス人建築家のザハ・ハディド新国立競技場の国際コンペに勝利した年です。東京オリンピック、パラリンピックの開催が決まり、国民の気持ちもウキウキしていましたよね!

当時、建築家 坂 茂の事務所に在籍していた僕はコンペチーム
「坂茂建築設計 / Atelier Frei Otto + Partne / 松田平田設計」に所属してコンペを一緒に戦っていましたが、勝利したザハによる強烈なデザインがいかに未来に向けて投げかけていたか驚いた記憶があります。

その後、約3年の歳月をかけて設計を進めてきたザハ・ハディドをはじめとする設計チームは、2015年に計画白紙撤回を当時の首相であった安部首相に通達されました。

コンペ当初の設定の建設費1300億円を超える2520億円に膨れ上がっていたことが大きな論点となっていたのは、皆さんの記憶にも残っているのではないでしょうか。

その後の事実としては、日本人建築家の隈研吾が設計をし、日本のゼネコンによって建設された、新国立競技場が完成し、新型コロナウイルスの影響によるオリンピック、パラリンピックの延期となっています。


建築家 故ザハ・ハディドと設計チームの強烈なメッセージ

また、忘れてはいけないのはザハは 2016年3月31日に65歳という年齢でこの世を去っていることです。しかしながらなが、彼女の事務所はその後も意志を継いで世界のトップランナーとして世界中の建築の設計を行っています。

ちなみに日本には彼女の設計した建物はありません。


今回は、2015年にザハをじめとする設計チームが共同で2015年に発表した

「ビデオプレゼンテーションとレポート 新国立競技場」をご覧にいただきたいと思います。

大変悲しいことですが、おそらく、ほとんどの方はこの動画をご覧になっていないかと思います。

建築家とデザインについて僕も将来について悩んでいたときにとても勇気をもらった動画です。


・建築家、デザイナー、エンジニアがプロジェクトを進める意義
・建築を設計をするとは何か?どういうことを具体的にしていたか?
・スタジアムを含め建築の工事費とは誰によって決められるか?
・クライアント、建築家(設計チーム)、ゼネコンの関係

について、とても考えさせられる内容で、21分の長さもあっという間に感じられるでしょう。

特に、モノづくりやデザインをしている方、それらに興味のある方でしたら、必ず一度は見ておいたほうが良い内容です。

それではお楽しみください。


視聴後

「あなたはザハや設計チームの声についてどのように思われましたか?」

ぜひあなた自身の考えを深めるきっかけにしていただければと思います。

内容に関して気軽にコメントやあなたの感想を共有していただけると嬉しいです!

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