言葉の過ち、ということ。
言葉の上で、どんなに過ちを犯して来たことか。。。
たくさんの人を傷つけ、悲しませてきた。。。
ゴメンナサイ。。。
なので、深く反省して、もうずーっと何もしゃべらないでいよう、と思ったことも、一度や二度ではない。142回ぐらいあったはず。いや、もっとか。
その後、しばらく気を付けていると、だんだん気が緩んできて、ぽろっ、としゃべってしまう、しゃべってはイケナイことを。。。
その結果、またまた大惨事に。。。
海より深く反省。。。
マカロニほうれん荘のきんどーちゃんではないけれど、このまま海の底でひっそり深海魚になって生きていたほうが、迷惑をかけなくて良いのじゃないか、と思うこともある。。。
まあ、深海魚にはなれないけど。。。
今日の聖書の言葉。
失敗の原因は、今日の聖書が言うとおり、「いたずらに唇を開く」こと、だよね。
いたずらに、って、どういうことだろう?
【いたずら】とは、国語の辞書的な意味で言ったら、「ふざけて、無益な事やよくない事をすること。悪ふざけ。わるさ」(by Oxford Languages) なんだって。
ふざけて喋ろうとすることが、悲劇を引き起こす、ってわけだねー。
じゃあ、ふざける、って、どういうこと?
【ふざける】とは、やっぱり国語の辞書的な意味で言ったら、「おもしろ半分にたわむれる。冗談を言ったりしたりする。人をばかにする」(by Oxford Languages) という。。。
言葉はコミュニケーションのツールであり、言葉を発するとは、聞く相手があってのことであるわけで、だから、人をばかにする=人を下げる言葉を出してたら、傷つく人が生まれてしまうのは当然。
なので、自分の口に見張りを置かなきゃいけない。
自分の内側には、他人を下げ・自分を上げようとする、謎の内発的力が常に働いていることを自覚しながら、警戒を怠らず、見張っていないと。
さて、ここに人生の分岐点があって、もう、そういうことなら、いっそ、一生しゃべらない、という「沈黙行」に進むか。。。お釈迦さまの弟子には、それを選んだひとたちがいて、文字通り一生ひとこともしゃべらないライフスタイルを実践した。。。
あるいは、沈黙はしないで、しゃべり続けるけど、しゃべり方を変える。聖書で言えば「塩で味付けられた言葉を語る」生き方に進むか。。。
そのどっちにするか。分かれ目だよね。
まあ、社会の中で生活している限り、「沈黙行」は難しいので、やっぱり後者の「塩味」を選ぶしかないかなー。
しゃべる、けど、人をばかにしない。
だからといって、四角く青白い言葉ばっか語るわけではなく、ユーモアのある言葉を語って行く。それを自分は追求したいと思う。
じゃあ、ユーモアって?
またまた国語の辞書的な意味で言うと、【ユーモア】とは、「人生の矛盾・滑稽等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持」(by Oxford Languages) なんだって。
自分の中にある矛盾。他人の中にある矛盾。
それを、あげつらったり、ばかにしたり、批判したり、攻撃したりするのではなく、自分と他人の共通の問題として捉える、つまり、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持ち。それがユーモアだ。
そういう気持ちになれるには、やっぱり、無限の参照点としての「神」が必要なんじゃないかと思う。
神のまえでは自分は罪人。神のまえでは他人も罪人。
そして、罪は自分ではどうにもできない。他人だってどうにもできない。神がそなえてくれたイエスの十字架と復活にすがるほかない。
「ゆるされた罪人」っていう共通のグラウンドに立てたら。。。神をまえにしたら、相手が上で自分が下でもない。自分が上で相手が下でもない。
なぜなら、絶対的な指標である「神」のまえでは、自分と他人の間の相対的な価値評価なんて、完全に意味を失ってしまうんだから。
そうであるなら、できることは、他人の失敗を自分の内に内面化してイエスのもとに持って行くという動作をすることしかない。それしかない。
で、それができたら、もう、自分と他人の関係ではない。「おっ、やってるな、兄弟? オレもだけどさ、でも、たいがいにしとけよ!」という感覚になるはず。
でもそれは、けっしてナアナアではない。だって「神」は永遠の消えない炎のなかに罪人を落とす権能を持っているんだから。ゆえに、恐れつつ、オノノキつつ。。。
しかし、だからとって、他人を徹底的に裁くのでも、他人や自分に絶望するのでもない。なぜなら「神」はイエスの十字架と復活によって無限の愛とあわれみとゆるしを与えてくれているんだから。
結論。しゃべるときには、イエスの十字架と復活を想起しつつ、言葉を発することが最善なのだろうと思う。
あわてて何でもしゃべるのではなく、いったん落ち着いて、呼吸を整えて、十字を切ってから、言葉をしゃべる、みたいな。
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