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進学就職で悩む若者たちへ その2

子供の頃の記憶

小さい頃から自然豊かな環境で育ち
山遊び、川遊び、秘密基地づくりなど
遊びの中から創造力が育成され
小学生の時には図画工作が大好きで
絵も工作も版画も粘土も夢中になってました。
両親が縫製業を営んでいたこともあり、
モノづくりには関わりたいけど
何故か電気や機械などメカにはめっぽう弱く
また
本を読むこともあまり好きではありませんでした。


はじめて選択

そんな私が高校受験で悩んだのは…
この先、普通高校へ行き、
そこで受験のための勉強をやり、
大学受験をする、で、そのあとは?
そんなことを騒然と考えていました。

せっかくなら少しでも得意なところを活かし
できれば受験勉強みたいなことからは避けたいなと。
ただ、工業高校からの就職ではなかなか東京へ
出ていく機会はないかも。
そもそも前途の通りメカには弱いし…
そんな時、電車で通学できる場所(小山市)にある
高校+専門学校=工業高等専門学校(高専)
そして学科は、モノづくりでありながら
メカっぽくない『建築』を見つけたのです。

なので、そこまで建築が大好きということもなく
好きな建築家もいません 笑
もちろんいろいろな建築知識などは学ぶ中で
こういう建築が好きとか
モノづくり(まちづくり)はやっぱいいなとか
そんな風には思いましたが、
5年間で何かを極めることはなく
高専からの就職の時にはさらに悩みました。


2回目の選択

みんな設計事務所へ行くとか
ゼネコンで大きな建物を造るとか
住宅メーカーで家を建てるとか
公務員となりまちづくりに関わるとか
なんかしら一つの道を選んでいましたが
私は一つの道を決めきれず、、、
いろいろな可能性がある企業がいいなと
保険をかける感じで電力会社を選びました。
はじめての配属先は希望していたとおり
憧れの東京(新宿)
地元を離れて一人暮らしがスタートしました。

電力会社の建築の仕事ってわかりづらいのですが、
自社物件(発電所、変電所、事務所等)の設計や
工事監理が主で営繕と言われる分野。
私が会社へ入った平成10年頃は
新規事業の立ち上げや省エネ、耐震、BCP、FMなど多岐に渡る新しい分野の仕事を建築技術者として
提案するような時代に入り
入社前に騒然とイメージしていたいろいろな仕事に
関わりたいという予想がある意味、的中したわけです。


3回目の選択

順風満帆な会社生活でしたが
3.11により価値観が180°転換しました。
これまで会社のために100%力を注ぎ最善を尽くせば会社の評価と世間の評価がある意味一致していたが
未曾有の危機に直面し、会社へのバッシングも大きくなると、会社自体の将来が見えなくなり
会社のために100%がんばっても
世間からは全く受け入れてもらえなくなるわけです。

『何のために仕事しているんだろう』

家から何時間もかけて通勤していることで
家族と過ごす時間がとれなくなり、
さらに転勤で家族とは離れ離れとなることって…

『果たしてこれでいいのか』

せっかくなら一生懸命がんばった仕事の成果を
誰かにちゃんと認めてもらいたい。
少なくとも家族とは一緒の家で生活したい。
と思うようになり
『職住接近』可能な『転職』を考えたのです。

そんな前向きな転職だったのでせっかくなら
第二の人生として全く違う分野の仕事もいいのでは?と農業や飲食なども探したこともありました。
ただ、家族もいて、家のローンもあったので
これまでの経験を活かせる方が待遇だけでなく
自分の気持ちも体も順応するのではないか?
と考えていたところ、

地元の市役所で一級建築士所有者の
中途採用の募集を見つけたのです。


『タイミング』×『自分ができること』

改めてこれまでを振り返ると
一見行き当たりばったりだったような気もしますが
そのタイミングでは自分の趣向やこれまでの経験、
スキルなどを活かして自分なりに悩み抜き
『選択』をしてきました。

まずは

①今の環境を前向きに捉えましょう!

バブルが崩壊、世界的金融危機、災害、そして
新型コロナウイルス感染症拡大など
私たちの取り巻く環境は生き物のように
日々、刻々と変わっています。
こういったものに一喜一憂せず、あくまでも
今はそういう『タイミング』なのだと
前向きに受け止めてみてください。
ネガティブな意味の『諦める』ではなく、
ポジティブな意味として『認識する』

その上で

②自分は何が好きか?見つめ直してみましょう!

騒然と将来なりたいものを探す旅に出る前に
これまでの人生を振り返り、
自分がどんな趣向を持っているのか。
どんなことに惹かれたのか
なんとなく好きというレベルでもいいと思います。
自分が直感で好きという感覚は大切です。

そして、

③一つ一つ経験を重ね選択肢を増やしていく!

以前、あなたは何のプロですか?に書きましたが
スキルは足跡みたいなもので
振り返った後にしかありません。
自分がプロの道を選び、突き進む中でたくさんの
経験と人脈が広がっていく。
その一つ一つの実績が積み重なることで
自分のスキルとなっていき、選択肢が増えていく。

小さな子供に何が食べたい?と聞くと
ハンバーグorカレーライスと答えが多い理由の一つは
経験していないものは選択肢とならないからかと。

ちなみに、いろいろな食べ物を経験した今でも
私はハンバーグとカレーライスは好きです😊


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