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『複業を語る』その2:続、複業って何やっているの?

さて、企業内診断士の副業・複業の実態について語る、シリーズ『複業を語る』。

前回のテーマは、「どんなことして稼いでいるの?」でした。


今回も引き続き、どんな複業を企業内診断士がやっているのか、自分の経験も踏まえて語っていきたいと思います。

4)執筆活動
診断士活動を始めたばかりの方々に人気なのが、執筆活動。雑誌の企画記事を担当したり、短期だけれども連載を持たせてもらったり、場合によっては某雑誌のクロスワードを作ったり・・・・・なんてお仕事もあるようです。場合によっては、企業に勤務する傍ら、チーム作って書籍を出版したりしている人もいるようです。
診断士の間では比較的有名な、こちらの講座を受けて、そこで知り合った仲間と執筆やってます、みたいな人が多い印象ですね。


自分の自由な時間で活動できるので、ある意味、企業内診断士の複業向きですが、残念なのはコストパフォーマンスの悪さでしょうか?「がっかりするので、時給換算はしない」と断言する診断士もいます。
僕自身は、「書くのは苦手」なのでやっていませんが、ヒアリングスキルの向上、アウトプット作成スキルの向上という観点から、やっておいて損はしないと思います。

5)顧問契約
数は少ないですが、特定企業と顧問契約している複業診断士も、たまにいます。最初に書いた経営支援と似てますが、「経営支援」が特定テーマに関する支援であるのに対して、こちらは定期的に訪問して経営者の話を聞き、必要に応じてアドバイスをするという形式をとっている方が多いようです(あくまでも筆者の個人的な感想です)。ただ、定期的にアドバイスをするのは、やはり、相当ハードルが高いと思います。話の引き出しをたくさん作っておく必要がありますね。

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6)セミナー講師
ある程度、診断士活動が軌道に乗ってきた方が目指すのか、セミナー講師でしょうか?相応のフィーが頂け、コンテンツを使いまわせれば、コスパもそこそこ行くのでは・・・・とも言われますが、時事ネタも多く、毎回同じコンテンツというわけにも行かないので、やはり、相応の負担はあるようです。
また、自分ならではのコンテンツを作るのは、結構大変ですね。話すネタは、何でもいいというわけではありませんから。どんなに小さいことでも、その人ならではの視点というのが求められると感じます。

では、どんなところで、セミナー開催するのが多いのでしょうか?


a.創業塾で話す
各市区町村が主催して開催される「創業セミナー」で話す診断士は、いらっしゃいますね。診断士が運用を請け負っている「創業塾」があるので、その人から声がかかるケースが多い印象です。
創業塾は、土日に定期的に開催されることが多いので企業内の診断士でも問題ないです。また、「創業」というテーマも診断士の事業領域と相性がいいと思います。参加者とテーマは比較的明確なので、コンテンツ制作のハードルは、他のセミナーに比べてやや低めな気がしますが・・・どうかな?

b.自主企画セミナーで話す
話す場所がないなら、自分で開催してしまえ~、ということで、セミナーを自主開催して、そこに登壇するケースもあります。特に最近は、会場費をかけずにWebでできる分、ハードルは下がっている気がします。
ただ、やはり課題は集客力でしょうか。講師とテーマによほど魅力がないと、集客は厳しいなあというのが、開催してみての実感です。「補助金の取り方」的なセミナーをただで開催し、それをフックに補助金支援につなげようと考えている診断士も数多いますが、なかなかうまく行かないことが多いようです。

c.理論政策研修で話す
診断士にとってなじみが深い研修の一つが、「理論政策研修」。ならば、ここで話してしまうのも、一つの手かと。主催者にもよりますが、集客のプラットフォームもしっかしりしてますし、数多いる、独立診断士に交じってしれっと開催できるのも、魅力かもしれません。主催者の力と診断士のつながりを駆使して集客すれば、少なくとも自主企画セミナーよりは集客が楽なのでは・・・・。

ということで、やることにしました、理論政策研修。

9月4日(土)13:00~、開催です。どうやったら、新型コロナ禍、チームの生産性を上げられるのか、皆さんと考えたいと思います。よろしかったら、是非、お申込み下さい。

ちなみに、その日は僕の姉貴の誕生日ですね(関係ないか・・)。

あれ?また、宣伝で終わるパターンか??

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。