やさしさに纏わるやりきれなさについて
これは2年ほど前に下書きにして、そのまま寝かせていた文章だ。読み返してみて少し眩しいけれど、それでもいまだにそうだよね、と自分に言ってあげたくなったので公開することにした。
やさしい人だねとか、やさしすぎるねとよく言われる。
傷付いた誰かを無視することが、自分が無視されているようで身を切られるように感じることがある。他者の中に知らない自分を見付けて、はっとすることがある。わたしにとっての他人が"幾分かのわたし"を含んでいる限り、人の悲しみが自分の悲しみのように伝播されてく