見出し画像

【高橋誠】2022.11.23 もてぎ7時間エンデューロ ソロ

結果 7時間ソロクラス 2位 

最後に出たのは2017年
この時斜め後ろから接触されて茂木で一番スピードの出るコーナーで飛ばされてしまい大腿骨頸部&鎖骨骨折。一年間ピンを打ってつなごうと努力したのですが骨董壊死してしまい人工関節に変換しました。
自分的には因縁のもてぎ7時間に出ようと決心したのは、今年初めの段階で私用により沖縄に出れなくなったことで、目標を設定したくもてぎ7時間に今回は標準を合わせました。
ニセコ終わってからはここを目標に準備してきたのですが、天気予報が最悪な予報で気温一桁強い雨。
これは流石に経験無く、仲間内でどんな装備がいいのか?情報沢山集めて使える使えないは関係なしに、とりあえず色々なアイテムを集めました。

もてぎに到着すると割と小雨??あれ?行けるか?と思ってたけど、徐々に雨が降ってきて完全なレイン
しかしスタート時はさほど雨脚も強くなく小降り程度。路面はしっかり濡れてます。
スタートしてマトリックス&ブラーゼン&ディレーブの大人数で引いてくれるけど、やっぱり序盤はグリップを確かめるためにプロ選手は路面状況を確認しながら走ってるからかなり低速。まぁ安全で良いかなと
自分が記憶してるイメージだと序盤の2時間がかなり速くて、これ本当に7時間持つの??という絶望的な感じになるのがマストだったんだけど、今日はマイルドです
が!!!何やら異変が???まずブリッツエンの選手が先頭を引き終えたらガタガタ震えながらフェードアウト
そこから先頭を引き終わったら消えていくというパターンが連鎖!!
えー-まじ??あれ??これ自分達も引く感じ?スタートから80分経過したところで残ってたのはディレーブの鈴木選手と、石原君2名のみ
あぁ、、やっぱり今日のコンディションはかなり厳しいんだなと痛感するも自分は完璧に準備してきたので今回は平気。富士スピードウエイで一度低体温になった経験があるので震えながら消えていく招待選手を見て、気持ちが痛いほど分かる。本当にやばいんですよ、どちらかといえば命の危険を感じるのは熱中症よりも低体温。本当にきつい
流石に2名だけではスピード維持も難しく、後ろから来た4時間先頭集団(15名前後?)を先に行かせるため横にずれる。4時間の方はまだプロが数名残って管理してた。
一度抜かれたものの、7時間組は選手間でローテーションしており4時間とあまり離れない??多分4時間も前の7時間が見えて追いつこうとしてちょっとペース上げてたのかな???
そして7時間組のプロ2名もそろそろピットに入っていきそうな雰囲気だったので、一気にジャンプすることにした。30秒全力出せば追いつける気がしたのでスタートから2時間30分経過したところで意を決してジャンプ。これに乗ってきたのは練習仲間3名+他7時間参加者の2名、
無事に4時間に追いついたけど、4時間の展開には絡まないように4時間のゴールまではニュートラルな感じ。
4時間は流石に逃げようとする展開を作りたいらしく、何度か登坂箇所でセレクションがあり、完全に途中で千切れたことを確認して前にジャンプ。引き連れるようなミスはしないように注意しながらついていくも、これが優勝した市村選手(イッチー)ついていかなくても・・・と言われたけど、ダラダラしたら余計疲れるからと伝えるも苦笑いされる。
途中4時間が決定的な逃げ5名、再度そこにジャンプして後ろが付いてると勘違いされないように、全員に5名!!いま4時間5名!!と伝える。正直5人中3人は顔見知りなのでがんばれという気持ちと間違えられて緩んだら勿体ないと思い今の状況を伝えました。
しかしこれも結局捕まってしまったので、また最後尾に戻り最終ラップのアタックはゴールなのでついていかず後ろで待機しようと7時間組につたえて4時間のゴールを確認してから7ソロのレーススタート。
が、、なんと気が付いたらこの時点で3名!!!
湾岸アタカ、イッチー
ってことでトイレタイム
普通に東ピットに入って、トイレ使って
ソロ用のボトル置き場でボトルチェンジ。全然慌てることなく2分ほどピットストップ。すっきりした~

いつもの練習みたいな感じになったけど、ここから3人ローテはかなり寂しく地味にきつい時間帯
残り1時間20分、次は2時間が後ろから迫ってきた
この時は本当に3名だけだったのでどうするか悩んだけど、二時間の先頭集団に乗りました。

う・・・・はえぇ・・・・
こっちは既に6時間、向こうはまだ1時間当たり前ですが
目の前がチカチカするくらいのスピードだったのですが、4時間と違いこのクラスは参加者のほとんどかスプリント決着の脚質だったので、脚にダメージがある7ソロ組にはちょっと助かる登坂箇所でのアタックが無かったのは良かった。どちらかといえば登坂箇所はマイルド
しかしこの集団に飛び乗った時の加速で、そこまで一緒に走ってたソロ&チームの7時間選手は離脱してイッチーと2名勝負に
6時間走ってきてラップタイムが一気に40秒上がるわけで、まぁきついです。
2時間の集団も徐々に人数を減らして20名居ないくらい?こっちはもう必死に食らいついていくだけ
ラスト周回、イッチーにどうする?と、、二人で勝負する
ここまで来たらこの流れでスプリント?する?どっちでもいいけど、もうこのまま行っちゃったほうが良いと思うと言われそうすることに
ラスト3周位からイッチーが自分の真後ろにベタ付けしてたの分かってたけど、まぁどうすることもできないので最後に備える。
当然ガチャガチャするだろから前に上がっていきスプリントに備えてたら、最終コーナー手前でしびれを切らしてイッチーが自分の真横通過して大外方上がっていった。
ここまでは勝てる可能性15パーセントくらいだったけど、これで60%くらいにアップ!
すぐにイッチーの後ろについたんだけど、最終コーナー立ち上がったらIN側からイッチーの後ろを取りに2時間選手がスライドしてきた
これは2時間のスプリントだから押し返すわけにいかないし、この時点でイッチーから2車伸ほど離れた段階で勝ち目無し決定
伸びていくイッチーを見ながら横に避けてゴール。

2位で負けましたけど、正直このコンディションの中7時間このペースで走り切れたことに関しては大満足です。因縁のもてぎでしたが第一条件は同じような落車をしない、怪我したらリベンジにはならないがずー-っと頭にあったのでゴール後は悔しいというよりも、ほっとした気持ちの方が大きかったです。ゴール後は流石にお互い良くこのコンディションで走れたねと称い合えました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?