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言葉の力

五月。日本エッセイスト・クラブが編者のベストエッセイ集を手に入れたので、ぽつぽつと読みました。国会図書館経由でしか読めないのではないかと数年思い込んでいたエッセイ(凄く読みたかった物)が収録されています。自粛中に何とかそれを読めないか探していたところ、上記のベストエッセイ集の存在を知り、無事取り寄せることが出来ました。

エッセイの中で出てきた言葉の意味を調べる中で、孔子の論語に行き着きました。論語は訳に相当の幅があって、実際の意味を自らが考えることに繋がりました。古い時間に生み出されたことに触れると、現代的な影響から少し自由になれるような気がします。ただ、それだけになってしまうと危ういような気もしています。

近頃は、三年以上続けている幾つかの活動と、日々の細々とした活動をしながら過ごしていました。ずっと変わらなかったことを今の日常が変えていく中で、古いことを見直しながら、相応な選択をする努力ができたらと思います。

五月には『注意が逸れやすい人の(ための)メモ帖』を作って、ようやく最近使い始めました。プロジェクト管理はアプリの方がやり易いと思うのですが、日々の細々とした「すること」を、全体感含めて把握するには紙の方が楽に思えます。私と似た感覚の人が多少いるのではないかと思っているのですが、どうでしょう。

今回、このnoteを書く中で様々な物事に改めて向き合うことができ、「人生を大切に生きるための取り組み」に、私は今興味があるのかもしれないと思いました。時間をかけてでも、丁寧に言語化をする中で、形のない朧げなところの輪郭が見えてきたりもするのだと再認識し、少し頼りないと感じていた「言葉」というツールに対しても、信頼を取り戻すことができました。