なんだかいろいろ思うことがあり過ぎたので漫画を読むという話。
人生で一番読み返している漫画、パッと思い浮かびますか。
いやマウントを取ってるわけではないですよ。
思い浮かぶ方は結構少ないと思う。
自分はでも、わかってるんです。
田村由美氏のBASARAです。これ以外にない。
BASARAは小学館の別冊少女コミックで1990年から1998年まで連載され、1993年には小学館漫画賞を受賞した作品。
Wikiを見ると、ジャンルは架空戦記、少女漫画、ファンタジー漫画、とある。どれも間違ってないけど、どれもしっくりこない。
わたしの中ではもう、大河ドラマなんだな。
正義の反対は悪ではなくまた違う正義なのだと教えてくれる戦記ものであり、組織を率いるリーダーの苦悩や気づきの物語でもあり、ロミオとジュリエットのような仇同士の悲恋…から結ばれるまでの葛藤を描くラブストーリーでもあり、とんでもない熱量と質量で圧倒される長編漫画です。
今思うと人生の分岐点に立っていた時、人間関係に疲れ切っていた時、どうにか前を向いて進みたいと強く思う時、自分が手を伸ばすのがこのBASARAで。
なぜ自分がどうしようもなくこの漫画に惹かれてしまうのか、きちんと言語化したことがなかったので、少しずつまとめていきたいと思います。