柴田_雑穀ごはん_

料理が苦手な奥さん(彼女)をもつ旦那さん(彼氏)へのお願い

わたしは、料理できない人が人に料理を提供した時のドキドキする気持ちがわかる料理家です。
「料理家」という仕事をしていると、作った後の試食などでクライアント様やスタッフさんたちが、だいたいは「おいしい」と言って召し上がってくれます。
(自社のスタッフたちと、試作の時はより美味しくするための意見を遠慮なく言い合っていますがw)

おいしいの言われ慣れをしていたのですが、数年前からそれを覆す状況になりました。
この記事では、料理が苦手な奥さん(彼女)をもつ旦那さん(彼氏)への3つのお願いをまとめました。

心底、恨んでいる訳ではない

先に言っておきます。
この記事を読んだ人は「真希さんの旦那さんってひどいー」と思うでしょう。
でも、夫のことを直接知る人は「らしい」と苦笑いすると思います。
旦那さんや彼氏が九州男児の方は、共感できる「いいね!」ボタンをたくさん押してくれるかな…。

不満と言えば不満なのですが、もう慣れたし「おいしい」と言われ慣れている環境下の中で初心に戻してくれる、相変わらずわたしの仕事力をアゲてくれる夫だと思っています。
▼参考記事
ビジネスをする上で、結婚や子育てはマイナスなのか問題
どうか、悲観的ではなく笑って読んでください。


1.「ありがとう」「おいしい」と言って


我が夫はおいしいと言いません。毎回、無反応。
…ほんと、ひどいでしょ。
いつでも言わないならまだわかるのですが、外食すると「…うま!」とか言うくせに、毎日のごはんで「おいしい」と言わないからムカつきます。
「おいしい」と言ってとお願いしても、言わない。
反抗期の子どものように、お願いすると余計に、言わない。

これ、付き合い始めの時にこんな人種の人がいると知らなかったので相当傷つきました。

世の旦那さん(彼氏)よ。
料理が苦手な人は、そもそも作ることが苦痛なんだから、まずはキッチンに立ってくれたことに「ありがとう」敬意を示し、たとえ好みの味付けじゃなかったとしても「おいしい」と褒めてください。
これがあると、また頑張ろうって思えるけど、ないと次への原動力にもならないんだから。


2.好みの味を教えて


ウチはさらに、味見もしないで塩としょうゆをかける癖があったので、「まずいかな?」「口に合わないかな?」と心底傷つきました。
(これは、ひどい!と泣いて演技して、直させました。笑
まだ付き合ったばかりだったので演技作戦も効きましたw)

これは仕事にも影響し、何気なく出したまかないに対して「最近 真希さんのごはん、濃くなりましたね」と指摘を受けたほど。
(付き合っていることは隠していたのに。)

これ、本当に辛いね…!
世の旦那さん(彼氏)よ。
奥さんの味付けが合わなくても、まずは味見してからの味変にしてください。
そして、あなたの好みの味がわからないんだから、アドバイスがほしいんです。
教えてくれと言っておきながら、矛盾しているように感じますが、食べた後の第一声がアドバイスだとカチンときます。
まずは、ありがとう、おいしいよ、と言った後に「さらに僕の好みはもう少し濃い方がいいな」「にんにく加えるとよりパンチがでそう!」などの言葉を添えて。
気持ちが良くなってから、アドバイスがほしいんです。
カチンと来たら、アドバイスなんて聞き入れる態勢にはなりませんので注意してください。


3.食べない理由を教えて


夫は三角食べ(おかず食べて、ごはん食べて、汁飲んで…の繰り返し)ができず、フランス料理のように1個1個おかずを制覇していきます。
これ、わたしの辞書にはなかったので、まずこの食べ方をされたことに驚いたのですが、好きなものはたくさん食べるのに、嫌い(だと思われる)ものは手をつけないようで、最後に残されるのは一口も食べないことがありました。
(残ってる一皿をずっと見つめて、何がだめだったんだろう…って食事中にずっと悩んでいました。)

「ごめんね、お腹いっぱいなんだ」
「実は、苦手なんだよね」
など説明があれば良いが、なにせ無反応。

世の旦那さん(彼氏)よ。
まず、一口も食べずに残すのはやめてほしいのですが、食べないにしても苦手な料理が出たら、その理由を教えてください。
同じ失敗を繰り返さないように、対策を練るから。


旦那さん(彼氏)も、毎日食べるごはんを美味しく食べたくないかしら?
だったら、わざわざ美味しくならないように仕向けることないと思うけどなぁ。
できるだけ、気持ちよくごはんを作ってもらうためにも上記は守ってほしいなぁ…お願い!
わたしのように辛い思いをする女性を少しでも減らしたいから…いいなと思った人はシェアしてほしいなと思います。
(こんな思いをしている人がいると知れたとは、マジで夫に感謝です。)

朗報

この記事を読んでわたしの事を可愛そうだなと思ってくれた皆さん。
おいしいと言ってくれなくても、「美味しそうだなー(美味しそうにできたなー)」「美味しい!」という発言を繰り返していたところ…

画像1

息子が「おいしそ!」「おいし!」「(みそ汁などを飲んで)…んぉいし!(心を込めて)」と言ってくれるようになりました。
もう、これだけで満たされる。ありがとう(涙)
最後に、夫のお母さんはたぶん毎回 記事を読んでくださるのですが、いつも彼をネタにしてごめんなさい。
本当に嫌いだったらネタにもしないので、一応 夫婦仲は良い(はず)です。笑

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