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テイクアウトで気を付けたい!「食の衛生」を見直そう

新型コロナウイルスの影響で様々な業種が大変な時…飲食店の売り上げ貢献にテイクアウトを活用したいですね。(と言うのも、口実で楽したいだけなのですが…w)

テイクアウトは本当に安全?

外食ができなくなった分、飲食店でのテイクアウト支援が高まっています。毎食作るのは大変なので積極的に活用していきたいですが「テイクアウト」が安全とも限りません。
購入する側も、提供する側も少しの気遣いでより衛生的にいただくようにしましょう。
大切なポイントをまとめてみました。

■わたし達(購入する側)

・すぐに食べる。1時間以内に食べないならば冷蔵庫へ保管し、なるべく早く食べる。
特にこれから暖かくなるので長時間の常温保管は食中毒の危険が高まります。

・電子レンジなどで再加熱をすることで殺菌効果も期待できます。
ただしテイクアウトの容器がレンジ対応していない場合もあるので容器は移し替えましょう。

・コンビニやスーパーなどでは食中毒を出さないために徹底した衛生管理が行われています。
(添加物、輸送温度管理、工場の衛生管理など)
大変失礼な書き方かもしれませんが、町の飲食店のお弁当は特に検査などもせずに提供している可能性があります。
上記を気をつけた上で、安心だなと思えるお店やメニューを選ぶことも大切です。
(メニューは、生ものでない。加熱後調理でもマヨネーズ和えのサラダではない。など)

■飲食店(提供する側)

・通常、生野菜などそのまま食べるものに関してコンビニや病院等大量調理では次亜塩素酸Naでの消毒を行います。

・肉、魚、野菜、加工品(そのまま食べるもの)の調理器具はそれぞれ専用のものを用意し、混同しないようにします。
使用後は 80℃で5分間以上の加熱又はこれと同等の効果を有する方法で殺菌を行います。

・調理後の食材は素手で触らず、衛生手袋をつけて作業をします。

・中心温度75℃1分間以上の加熱が必須で、温度と時間の記録をつけます。

・食中毒予防対策のため、食材原料と調理済み食材を各50gずつ、清潔な容器に密封して入れ、‐20℃以下で2週間以上14日間冷凍保存します。

・容器がレンジ対応しているかを調べましょう。
温めて食べる料理の場合は、ご案内をしないとお客様が知らずに溶けたプラスチックを食べる事になってしまいます。

大量調理施設衛生管理マニュアルでは、これらを含む重要管理事項がまとめられています。
これからテイクアウト販売をはじめようとお考えの方はチェックしてみると良いでしょう。
 ▼食品等事業者の衛生管理に関する情報(厚生労働省)
 大量調理施設衛生管理マニュアル 

■自宅での調理

最後に、自宅での調理についてです。
・手洗い、うがいは徹底していると思いますが、できることなら、キッチンではない洗面台で済ませましょう。
キッチンは常に衛生的に保つような心がけが大切です。

・飲食店のように、全て包丁やまな板を食材別に分けることは難しいと思います。
生食で食べるものを先に切り、肉・魚などは後。
肉・魚などを切った後に使用したまな板で切ったものは必ず加熱調理してください。

・使い終わったら次亜塩素酸Na(漂白剤)で消毒しましょう。

・加熱前の肉・魚を触れた手や調理器具は必ず洗ってから次の作業をするように。
(加熱前の肉・魚を触った菜箸でそのまま違うものを調理してはいけません。)

コロナ対策で、手洗いなどの徹底はみなできてきていると思います。
…が!これから暖かくなってどんどん食中毒の危険が出てきます。

テイクアウト

購入した焼き鳥も
「焦げ過ぎじゃね?(笑)」
って思うくらい焼いていることを確認し家に帰っても温めてからいただきました。
医療の現場がひっ迫しているからこそ食の衛生管理など自分でできる対策はしていきたいですね。

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