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あきらめかけたときに・・・

56年前の東京オリンピックの年に開業した東海道新幹線。その新幹線の父とも呼ばれる島秀雄さんの言葉といわれています。
島秀雄さんは機関車D51の主任設計者としても著名で、旧国鉄の十河総裁に請われて技師長に就任、新幹線計画を推進した人です。父親の島安次郎も鉄道技術者、弟の島文雄は国産旅客機YS-11の設計者、息子の島隆は新幹線の初代車両0系の設計者・台湾新幹線の推進者 という生粋の技術者一家です。
新幹線開業の5年後にはJAXAの前身であるNASDA(宇宙開発事業団)の初代理事長に就任。日本の最先端を歩んだ技術者人生でした。

この言葉、本当に島秀雄さんのものなのか、ネット上を探しても出てこないんです。日本経済新聞の「私の履歴書」にも。

その昔、日テレの「知ってるつもり?!」という人物系のドキュメンタリー番組があって、島安次郎・秀雄父子を新幹線の父として2時間スペシャルで放送されたんです。その際のエンディングで司会の関口宏さんが島秀雄さんへのインタビュー映像とともに朗読したのが冒頭の言葉でした。

「最近の若い人はねぇ、すぐ『できない』って言うじゃないですか・・・」とその映像は始まりました。
当時はまだ20代前半の若者で半人前のシステムエンジニアだった私にはその言葉がグサッときて、録画したVHSテープを何度も再生してこの言葉を書きとめ、いつも携帯していました。

苦境に立たされた時、あきらめずに突破口を探すため、この言葉を口にしてみてはどうでしょうか。

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