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身近な人に礼儀を尽くすことは何千万円もの価値がある

こんにちは。

牧 菜々子です。

私が、子どもの頃。

私たち家族は、祖父母と同居していました。

「他の子どもたちは、誰も同居してくれない」と、うちの両親が祖父母から頼まれたのです。

母は専業主婦でしたが、「お義父さん、お義母さんに寂しい思いをさせないように」と、話し相手になったり、食事の世話をしたりを、あくまで自分も楽しむという姿勢でしていました。

同居していた期間は数年でしたが、それでも、祖父母にとっては、素晴らしい日々だったようです。

そして最終的に、長子でもないうちの両親が、不動産を譲り受けました。

その時私は高校生でしたが、「身近な人に親切にするということは、何千万円もの価値があるんだ」と思ったものです。

母が、祖父母の立場や気持ちを尊重し、礼儀をわきまえて接していたことが、祖父母にも伝わり、気持ちを動かしたのだと思います。

逆に、非礼が積み重なると、ちょっとした判断にもそれが不利に働き、損をすることもあり得るのではないか、とも。

会社に行って働くだけが、財産を築くことではない。

高校生の時にそのことを知ったことは、大きなことでした。

進学し、結局私も会社に就職しましたが、「まずは身近な人に礼儀正しくする」という考え方は、人生のいろいろな場面で私を助けてくれたと思います。

この先も、きっと同じはず。

いえ、この先はますます重要になってくるかもしれません。

母の、祖父母に対するそんな姿勢を、私も受け継いでいきたいと思います。