「青年海外協力隊のいま」#5 フィジーの精神病院の作業療法士!松本周子
青年海外協力隊の「これまで」と「いま」を紹介するコーナー
「青年海外協力隊のいま」
第5回はフィジーで作業療法士として精神病院で勤務した松本周子(まつもと ちかこ)さん!
編集者と同じフィジーが任国ですが、僕が描くフィジーとは違った姿を見ることができます。
貴重なフィジーの精神病院の様子も写真付きで見ることができます。
海外で働きたい医療関係者の方は、特に、お見逃しなく!
自己紹介
名前:松本周子(まつもと ちかこ)
隊次:2019年度2次隊
職種:作業療法士
派遣国:フィジー
派遣時期:2020年1月~3月
フィジーに作業療法士として派遣されていた松本周子です。
自他共に認めるマジメで、でも時々変なところでバカだよね、と褒められます。
短い期間でしたが、任国での青年海外協力隊としての活動を私なりにふわっとお伝えします。
こうして機会を頂けて、ありがたく思います。
青年会海外協力隊に応募した理由はなんですか?
人の役に立ちたい気持ち、海外・ボランティアへの興味があって、「いつか行けたらいいなぁ」と思っていました。ふと仕事やプライベートが一段落した時に、「今行ける!」と気づいて応募に至りました。
派遣国はどんな場所ですか?
大洋州にある南国の島、フィジーです。
発展途上国というよりも、中進国と呼ばれる国です。四国くらいの大きさで、人口は約90万人です。ラグビーが盛んです。
住んでいた町はどんな場所ですか?
首都スバです。
人やお店が多く、とても賑やかです。日本の調味料などを扱うお店もあります。リゾート感よりも生活感が強いです。プールやショッピングモールがあったりと、都会的です。スバの海には入らない方がいいと現地の人にも言われるくらい、きれいではありません。
配属先はどんな場所ですか?
配属先はフィジー唯一の国立精神科病院です。約90床のフィジーでは大規模な病院で、その敷地内の作業療法室に配属されました。病棟も作業療法室も、カラフルな外観です。
どんな活動をしていましたか?
作業療法士として、入院患者さんを対象に精神科作業療法のプログラムを策定したり準備・実行したりする予定でした。
実働期間は1ヶ月だったので、課題、利点などがぼんやりわかったかな、くらいで終わりました。
活動で嬉しかったことはなんですか?
活動で嬉しかったことは3つです。
自分の準備したプログラムがうまくいくようになって、患者さんも私も高い満足度を得られたことがあったこと。
同僚がとても良くしてくれたこと。
作業療法士のボランティアがとても期待されていたこと。
活動で苦労したことはなんですか?
自分も同僚も患者さんも納得できる有意義なプログラム内容を慣れない英語や限られた設備で準備・実施するのは難しかったです。しかし、想定内の苦労でした。
帰国後は思ったように活動もできず、先を考えることも難しく、今後の進路に結論を出すのに苦労しました。
帰国から今まではどうしていましたか?
現地の同僚と連絡を時々とりあう。
友人らと情報交換する。
語学(英語、フィジー語、フィジアンヒンディ語)や専門分野の勉強をする。
現地での活動中のデータなどをまとめる。
健康管理(運動、食事)。
月1回程の献血。
骨髄バンクへの登録。
できるボランティアを探す。
これからの予定は?
「さて、どうしたものか」と悩んでいる部分もありますが、国内で医療に従事したいと思います。ボランティアもできる範囲でしたいです。とりあえず1番の目標は、心身ともに元気でいることです。
青年海外協力隊に関わりたい人に向けて
いま、特にコロナ禍の中では、いつ何が起きるかわかりません。今すぐに海外に行ったり、色々と始めるのは難しいと思います。
ですが、興味があるならいつチャンスが来てもいいように、少しずつでも準備をしておくことをおすすめします。損はしないと思いますよ~。
まとめ
松本周子(まつもと ちかこ)さんの「いま」、いかがでしたか?
松本さんの「これからの予定」でも、彼女の優しさが出ていて素敵ですよね。
最後までご覧くださってありがとうございました!
次回もお楽しみに!
青年海外協力隊員へ:
あなたのことを記事にしませんか?
青年海外協力隊の魅力がより多くの人に伝わるように。
みなさんの活動や気持ちを整理するきっかけにもなるように。
そんな想いで「青年海外協力隊のいま」を連載しています。
全派遣国の隊員の紹介を目標にしています。
記事を書いてくださる方、
インタビューを受けてくださる方がいらっしゃれば
お気軽にご連絡ください!
対象:どなたでも!(現役、OBOG、派遣待ちの2019年度3次隊以降)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?