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建築事務所のいろいろ_BIGサマーパーティー。そしてとうとう…

さて、先日12日はBIG恒例のサマーパーティーでした。今回のお題は「ウォーターワールド」

「事務所の文化」で書いたように、BIGでは年に2回事務所のパーティーが行われ、毎回仮装が恒例である。仮装のお題は、その時々の進行プロジェクトに由来する。例えば今回は、最近発表されたフローティングシティが由来だ。そして何度も言うが、BIGはパーティーにも仮装にも真剣なのだ。

お題によってはなかなかアイデアが浮かばない時もある。前回の冬のパーティーのお題は「シェークスピア」。恥かしながらシェークスピアをまともに読んだことのない私には難題であった。
今回は早い段階でアイデアが降りて来た。日本人の私にとってウォーターワールドと聞けば海鮮、海鮮と言えば、、、寿司でしょう!となり、しかも一番好きないくらで行こうとアイデアが生まれた。隣の席のドイツ人男子も巻き込んで、一貫のいくら寿司構想ができた。チームMaki寿司の誕生だ。

このアイデアを事務所内でちらほら話していると、チームMaki寿司への参加志願者が数名登場し、彼らの名案でエビを追加、さらに香港人女子を前日リクルートし、玉子に任命。ウォーターワールドには全く関係のない玉子だが、落ちも付けて、豪華上寿司の構想ができあがった。

材料は、いくら用風船(10ドル)、ノリ用黒画用紙(事務所内で調達)、ご飯粒用パッキングピーナッツ(事務所内で調達)、サングラス(業者がサンプルと共にくれた粗品)など。
寿司7個分費用たった10ドル。さすが模型製作に手慣れた建築家集団だけあって、かなりのハイスペックな寿司をパーティーの同日およそ3時間で完成させた。

会場ではかなりの反響。デンマーク人男子達による海賊船チームとの接戦を制し、なんとチームMAKI寿司、めでたく仮装大賞を受賞したのだ!!
今まで毎回の様にファイナリストに残りながら大賞を逃してきた私なだけに、本当にうれしく年がいもなく皆でピョンピョン跳ねて喜んだ。豪華賞品は、自由の女神とマンハッタンをジェットスキーで回るツアー。それにしても今回もハイレベルな仮装であった。(写真下:勝利を記念してビアルケと)

帰りの電車で、いくら女子からは「素晴らしいアイデアをありがとう!」。たまご女子からも「前日までパーティーに行かないつもりだったのに、本当に来てよかった!」、と興奮冷めやらぬチームMaki寿司。
私もうれしい。一貫の寿司でなく、上寿司だからこその大賞だったはず。こんな団結力がこのパーティーの意味するところなのだろう。

しかし自身のプロデュース力を是非仕事にいかしなさい、、、と思う今日この頃である。

つづく 

(追伸・写真下:パーティー会場もウォーターワールドにちなんでなんと水族館。この辺りもパーティーへの本気さが伝わってくる。)


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