40歳がくる!

新年、初めてFacebookに投稿した文章は「今年40歳になる」のカミングアウト。別に隠していた訳でもないけど、積極的に伝えていた訳ではない。だいたい若く見られた場合に、その誤解を積極的に解こうとはしていなかった。

私は森瑶子さんのエッセイで繰り返し語られていた「女のピークは35歳」説を信じて生きてきた。だから、35歳までは年をとることをむしろ楽しみにしていたし、実際「35歳」はとても素敵なものだった。

ただひとつ、大きな誤算があった。それは人生は35歳以降も続いていくということ。私は「女のピークは35歳」を人生の花道にするには、ずいぶんと欲の深い人間だった。だからここ数年すごく苦しかった。

ところが2016年12月、「逃げ恥」をみながらひらめいたアイディアのおかげで、ものすごく肩の力が抜けた。

2017年からは、私が40歳になる年からは、素敵な70歳を目標に生きていく。

今の私からみて「一緒に飲みに行きたい」と思えるような70歳。背筋がピンと伸びてスタイルも整っていて、品のよいファッションで、話題も豊富で、世界の色々なことを知っていて、興味があって、そして一緒にいるだけでなんだか楽しい70歳。周りの皆も、今は子育てだ仕事だとそれぞれ色々あるけれど、年をとったらまた皆、色々なことから開放されてゆく。そんな時に真っ先に「あの人と一緒に飲みに行きたい」と頭に浮かべてもらえるような70歳を目指して生きていく。40の年から、30年かけてじっくり自分を磨いてく、と頭を切り替えたら、なんだかものすごく楽になった。

「女のピークは35歳」の呪いを解き、「素敵な70歳になる」という魔法をかける儀式のひとつが、Facebookでの「今年40歳になる」のカミングアウト。その他、Facebookでの「生まれた年」を公開するようにし、Twitterのプロフィールにも、「1977年」の文字をいれた。

noteでは、ここ数年の私のようにアラフォーを恐れていた人が、ワクワクしてその日を迎えられるような、そんなことを書いていきたい。