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まきコラム

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まき子が綴る ちょっとした読みものです。
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2020年8月の記事一覧

しゅじんこうになるために、さかさまなことをした日曜日。

なにかの番組で「霜降り明星のなにがすごいって、2人ともマンガの主人公みたいなところ」って言っていた。存在が週刊少年ジャンプみたいだって。 世界にはマンガの主人公になれる人と、脇役にしかなれない人がいる。 「自分の人生なんだから自分はいつだって主人公」なんて言われても、どう考えたって脇役にしか思えないし、脇役どころかモブだったり、なんなら背景や小道具なんじゃないかなと思うぐらい存在感もない。 それでも世界は容赦なくて、脇役でも主人公の人たちと平等に時間は流れていく。だから

好きなものを食べて、生きていく。

赤ちゃんの布団をこする音と、 さわやかな光で目が覚める。 先に起きている旦那のトーストしたパンの香りが心地よい。 わたしもパン?それともお米にしようかしら? おかずは何にしようかな。 眠気が覚めないまま、布団の上に転がって考える。 すてきな朝のはじまり。 お昼になったら、 昨日の晩ごはんの残りと、新しいカップ麵を食べてみようかな。 晩ごはんは 旦那が好きなアレを作ろう。サラダともう一品欲しいな。食後にスイーツも食べちゃおうかな。 食べたいときに、 食べたいものを食

あかちゃんと、かんぱい。

最後に飲んだのはいつだっただろう。 たしか、妊娠が分かる前に開催された会社の飲み会だったかも。 かれこれ10か月、アルコールを口にしていないことになる。 妊娠すると、味覚が変わる。 食べられたものが食べられなくなって、 においをかいだだけでも気持ちが悪くなるものもありました。 チーズや魚、ネギ類なんて大好きだったのに、 妊娠中はまったく受けつけませんでした。 出産後は不思議なもので、 味覚は元通りに。 妊娠前よりも、食に対して強欲になったぐらい。 そんな妊娠・

帰宅する、あなたへ。

おかえりなさい。 毎日、働いてて偉いね。 ありがとう。 え?突然、どうしたのって? 今日ね、ちょっと外に出ないといけない用事があって、あなたの職場の側を通ったんだけど、 みんな出勤しなきゃいけないんだね。 それにお客さんも多そうだった。 わたしは今の日本の状況と関係なく、産休をいただいているからさ、たぶん、他の人より働くことに対して、危機感とか必死感がなかったんだよね。 こんな状況でも毎日働かないといけないって、大変なことだよ、すごいよ。 でも、あなたたちがいな