正直に言おう、私にとってワーホリは「逃げ」であったと

みなさんおはようございます、麻希亜です。

昨日こんなツイートをしました。

7月にワーホリでカナダに行く予定で準備を進めていました。
今年に入ってからは、仕事を辞めることに実感が湧いてきたのか「仕事を辞めたい」と思うこともほとんどなく
それどころか、過去に自分が「『仕事を辞めたい』と思っていた」ことも忘れているくらいでした。

が、昨日ふと気づいたんです。
また自分が「仕事を辞めたい」と思っていることに。
そしてもう1つ気付いたことがあります。
気付いたというか「実はわかっていたけれど、ずっと目を背けていたこと」なのですが。

正直に言うと、私にとってワーホリは「逃げ」でした。
何の疑問も持たず、在学中に就職活動をして、新卒で就職して社会人になりましたが
社会人1年目の頃から今の生活に不満があり
定年までこんな生活を続けるのは嫌だ、こんな生活から抜け出したい、と思っていました。

自分の職場環境は悪いわけではなく、自分は恵まれていることは分かっていたのですが
そんな環境でも「仕事に行きたくない」「仕事を辞めたい」と思う自分が嫌でした。
社会人1年目の頃はひたすら「入社◯ヶ月で仕事を辞めました」という人を探したり
「早く退社した方がいい会社の特徴」何かを調べたりしていました。

自分がどうしてこんなに辛いのか、本当は分かっていました。
実は私、新しい環境が苦手なんです。
新しい環境や人間関係に慣れるまでに少し時間がかかるのです。
でも少しでも楽になりたくて、会社を辞めた人の体験談を探していました。

そんな時に私は「ワーキングホリデー」という制度に出会います。
社会人1年目の10月頃だったと思います。
ワーホリのポイントは30歳までしかできないというところ。
その時すでに26歳だった私は、ワーホリ の年齢制限が仕事を早く辞めるためのとても良い言い訳になると思いました。
(興味のある国があったので、1度は長期滞在してみたいという思いももちろんありましたが。)


それからはずっと「私は2年勤めたら会社を辞めるんだから」を支えに
ずっと仕事を続けてきました。
期限が決まっていることで少しは気が楽になりました。
いや「期限が決まっているのだから、少しは気が楽でしょ。」
と思い込もうとしていました。
嫌なことがあっても「どうせ私は辞めるのだから」と思おうとしていました。
それくらいワーホリは、私にとって心の支えであり逃げ場でした。

結局まだ出発できていないので、こんな気持ちでワーホリ に行った結果
何が起きるのかは分かりませんが
多分、このまま仕事を続けていくよりも辛い気持ちになると思います。
何てったって私は「新しい環境が苦手」なのだから。

頭で考えたらそうなることは分かっていたのに、それでも「逃げたい」という気持ちは変わりませんでした。
もしかしたら海外に行ったところで何も変わらないかもしれない。
でも「視野が広がった」「考え方が変わった」という人たちもいるし
何かが変わるかもしれない。
海外滞在が辛いと思えば、その後は楽しく日本で暮らせるかもしれない。
そんな思いを胸に日本を発とうとしていました。

もし「逃げ」で日本を出発したとしても、自分は口が達者だと思っているので
「ワーホリなんてただの遊びでしょ?」と言われても、それに反論できる自信はありました。
こう言うと聞こえが悪いですが、自分の行動の理由とその結果得たものを
ちゃんと言葉にできると思っています。
でもそれで本当にいいのかな、と。

ここ数ヶ月はそれどころではなかったので、そんな気持ちを再認識する時間も余裕もありませんでしたが
今少し気持ちも落ち着き、出発まで時間ができたので
どうにかこの考え方を変えられないかと思っています。
日本でも考え方を変えることはできるはず。
むしろ自分と向き合うには、日本にいた方が都合がいいかもしれない。

そのためにまず「ワーホリは逃げだった」ということを認めるところから始めました。

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