志村真紀

横浜国立大学 地域連携推進機構 地域実践教育研究センター・准教授。
 建築やデザインを…

志村真紀

横浜国立大学 地域連携推進機構 地域実践教育研究センター・准教授。
 建築やデザインを専門としながら、まちづくりや地域デザインなどを教えてます。

最近の記事

4.マイクロ・ツーリズム

-1.車で2時間圏のマイクロ・ツーリズム  DLoFre's Campus  ある建設会社が、自分たちの考え方・価値観・空気感を感じてもらえるように創ったのが、浜松市の山際にある「DLoFre's Campus」。そして、このキャンパスを通じて印象的だったのは、建築、ランドスケープ、カフェやレストランのメニューだけでなく、一番の魅力はそこで働く「人材」だと思う。どのような社長で、社風で、このような街レベルの空間と人材をつくりだしていったのだろうか・・・ 私たちのことをより

    • 1.東京から地方へのプチ移住

       -1.東京にいなくてもいい理由と考え方(1) -コップに入れた満タンの水が少なくなったら、また汲みに行けばいい。-  私は約14年ぐらい、横浜にある大学に勤めながら、東京の恵比寿に住んでいました。東京に住んでいる理由については、話をし始めると少し長くなります・・・  私が大学の教員になったのは、これまでに専門性を学んできた建築意匠・設計に関する仕事と、大学院の博士課程で研究開発をしてきたRe-glassに関する仕事をするために、大学内のベンチャー・ビジネス・ラボラトリ

      • Contents(目次)

        1.東京から地方へのプチ移住  -1.東京にいなくてもいい理由と考え方  -2.まずはプチ移住から 〜もちろんウィルスを持ち込まないように〜 2.超マイクロ生活圏  -1.移動スーパーを拠点としたマイクロ・コミュニテイ  -2.数十年ぶりに再会した歳の離れた近所のお友達  -3.散歩したくなる道 〜持続可能な住宅地とは〜  -4.桃源郷はすぐそばに  -5.ウチにピアノがなくても隣の家にはピアノがある  -6.住宅地における新たなライフスタイルとライフビジネス  -7.高齢

        • 0.コロナを踏まえた「新たな時代の地域像」

          2020年。 まさか、こんな年になるとは思ってなかったですよね。 コロナウィルスの蔓延により、私の働き方も生活スタイルも大きく変わりました。 外部における行動の制限をはじめ、授業の方法も大きく変わりましたし、引っ越しもしました。 でも、そのような大きな変革は苦痛なことばかりではなく、私としては良い方向へ転じていることの方が多いように感じています。もちろん、良い方向に転じられるように、日々における小さな判断やアクションを積み重ねているだけかもしれませんが・・・ with

        4.マイクロ・ツーリズム