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先ず耕す

どの事業も、始めは「ゼロ」

土地をならし

種をまき

芽が出るまでに

どのくらいの時間がかかるのか


その土地に無かったり、合わなかったりは理由がある

時もある。


さて、


訪問看護事業を私の住む村に展開するにあたって

事業主である社長、事業所の所長への直訴は無事に終了した。

びっくりするほど

二つ返事で了解いただけたのだ。

「一人でも訪問看護を必要とする人がいるのなら、届けてあげてください」

「そのためのバックアップは惜しみません」

と。


やっぱりだ。所長は良い意味で「変わっている」。

褒めてます。はい。


先日、訪問看護事業を展開するにあたり、役場の保健師さんにお話を伺いに行った。

その保健師さんの紹介で居宅事業をされていた方とも話をすることができた。

高齢化は事実あり、要介護者や悪性腫瘍の患者は増えている。

が、

「在宅で療養する」

というイメージを村の人々が持っていないと云う事。


具合が悪ければ病院行く

病院から家に帰ってこれなければ、施設に行く

家で療養なんてもっての外

ましてや、看病するのに

他人を家に上げるなんてもっての外

家族の看病は家人がするのか当たり前

そして何より、

家庭に伺って療養する方を診に行く医師がいない。


とは言うものの、稼働している診療所付きの訪問看護の状況を伺うとかなりの件数持っている。

へぇ、なるほどねぇ。


クリニックにいた時とは、この村の有り様が全然違って見えてくる。


この先

マンパワーも必要になる

顔も広げないといけない


以前所長が言っていた

実際に訪問するっていうのは、在宅の仕事の1%くらいで

他の部分がほとんどなんですよ。と。


はい。その通り。


土地をならし、種を蒔き

水をあげ、温かい日差しを浴びなければ

出る芽も出ない


恐らく、まだせっせと土を耕している私。

芽をだすまで

まだまだ、まだまだ。

しっかり芽を出すために今やれる事

がんばるぞ。



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